北区内放射線測定値

北区内放射線測定値の公表について

 東京北法律事務所は、2011年6月15日(水)から、毎日、北法ビル前(北区役所前)で、福島第1原発(1号機乃至3号機のメルトダウンなど)による放射能飛散の状態を計測し、これを北区における判断基準の1つとして、市民の皆さんにその測定値を提供することとしました。
 計測は、土・日・祝日を除き、毎日定時(午前10時)に、地上1mの高さで、大気中の放射線値を測定します。測定は4回行い、その平均値を下記の表に表示します。
 なお、計測する器具は、RADEX RD-1503を使用します。この器具は、簡易携帯型測定器であり、測定する値は厳密なものではありません。ご参考にしてください。

北法律の放射線測定事業は、一定の役割を終えたものと考え、一旦休止します。

今日の放射線量

日付・曜日 平均値
(マイクロシーベルト/h)
天 候
7/8(水) 0.0150 曇り
7/7(火) 0.0500 曇り

6月の放射線量

過去の放射線量の数値

■2011年/放射線量グラフ
6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

■2012年/放射線量グラフ 
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

■2013年/放射線量グラフ
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

■2014年/放射線量グラフ
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

■2015年/放射線量グラフ
1月 2月 3月 4月 5月 

累積放射線量

北法律の測定結果について

 北法律では、市民の命の安全と健康を守るため、福島第1原発事故直後の平成23年6月15日から、東京都北区役所前において、文科省と東京都の信頼性のない方法での計測と異なり、正しい方法で、日々の午前10時における測定結果を土曜と日曜・祝日を除いて、ホームページで公表してきました。
 この間、日々飛散している放射線量は、震災前の「0.1」マイクロシーベルト未満とならず、「0.1」~「0.2」の間で日々変動する数値を示しており、今後も予断を許さない状況です。そのうえ、年間累積放射線量も、今年(平成24年)3月をもって、1ミリシーベルトに達しました(表の赤線をご参照下さい。ただし、自然放射線量を含みます)。
 この他、東京の地で生活する市民、とくに子どもも、食物などから内部被曝による放射線をあびつつあります。内部被爆には、線量では測れない独自の危険性があると指摘されています。
 このため今日、私たちは東電と政府に対し、一日も早く、福島第1原発1号機から4号機に至るメルトダウンしている原子炉及び使用済み核燃料棒からの放射能飛散を止める対策を、根本的に強化するよう求めていくことが必要と考えます。
 同時に、原発は、原爆の被害と同様に放射能被害が避けられず、また、今年も原発がなくても電力が足り、夏を乗り切れることが実証されているのですから、大飯3号及び4号の再稼働を停止して、今後の再稼働はすべて認めず、すみやかに原発をゼロにし、自然エネルギーをもととした安全な社会を一日も早く実現していくことに、一致して努力していこうではありませんか。

北区に対する要請と回答

なお、前回の北法律九条の会第34回企画「東日本大震災と原発事故」に関する講演会後の「意見交換」において、北区でも放射線測定を行ってほしい旨のご意見が多数出されましたので、下記のとおり北区長に対して「要請書」を提出しました。

福島第1原発放射能の北区内測定開始と数値の公表について(要請)2011年6月1日(別ウィンドウで開きます)
北法律の上記要請(2011年6月1日付)に対し、19日後に北区長から回答がありました。次のとおりです(実施状況をみて、十分か否かを考えましょう)。

福島第1原発放射能の北区内測定開始と数値の公表について(回答)平成23年6月20日(別ウィンドウで開きます)