活動記録(2005年~2009年)

  • 2009年11月24日・12月11日
  • 12月11日(第23回)
  • 講演「イラク帰還兵が語る戦場の真実」「そしてアフガンからの撤兵を」
    講師:田保 寿一氏(元テレビ朝日特派員・イラク戦争の取材記者)
    DVD「冬の兵士」上映
  • 11月24日(第22回)
  • 北・九条の会「音楽と講演の夕べ」の祭典に合体
    日本フィルハーモニー交響楽団員の演奏
    講師:一橋大学 渡辺 治 教授
    「激動する情勢と9条・核廃絶の展望」
  • 2009年10月9日(第21回)
  • 連続憲法学習会(その一)
    参加者の質問と意見で展開する憲法の学習「総選挙後の政治情勢と九条改憲の動向」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2009年9月10日/講演・映画鑑賞会(第20回)
  • 講演「第五福竜丸は今日何を訴えているのか」
    講師:安田 和也氏(財)第五福竜丸平和協会事務局長
    DVD「第五福竜丸」(1959年作品)上映
  • 2009年7月15日/講演・映画鑑賞会(第19回)
  • 「核兵器の廃絶をめざして―人類が生き残るために、いま何が必要か―」
    講師:池田 眞規 弁護士 核兵器の廃絶をめざす日本法律家協会会長
       片山 文枝氏 被爆者
    ドキュメンタリー映画「ヒロシマ ナガサキ」上映
  • 2009年3月12日・4月24日/講演・映画鑑賞会
  • 4月24日(第18回)
  • 講演「これだけは知っておきたい、裁判員制度の問題点」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士・坂田洋介 弁護士
    DVD「つくられる自白-志布志の悲劇」上映
    講演「志布志の映画を撮影して」
    講師:池田 博穂 監督
  • 3月12日(第17回)
  • 作家 早乙女 勝元さんの講演
    「語りつぐ、平和への想い」―東京大空襲とわたくし―
    名画「戦争と青春」上映
  • 2008年12月19日・2009年2月6日/講演・映画鑑賞会
  • 2月6日(第16回)
  • 「それでも対テロ戦争を続けるのか」―アフガニスタンの複合的な人道危機―
    講師:谷山 博史氏(日本国際ボランティアセンター代表理事)
  • 12月19日(第15回)
  • DVD「バルトの楽園(ガクエン)」上映
    「みんなでトーク」・北法律九条の会の活動、その他に関して意見の交換
  • 2008年10月31日/講演会(第14回)
  • 「明治初期における植木枝盛の憲法案の革新性について」講演会
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2008年9月26日/講演会(第13回)
  • 「鈴木安蔵先生と日本国憲法の誕生」講演会
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2008年8月2日/講演・映画鑑賞会(第11回・第12回)
  • DVD「東京裁判」上映
  • 2008年5月29日・6月27日/講演・映画鑑賞会
  • 6月27日(第10回)
  • 講演「どうなる、待ちに待った解散・総選挙」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
    DVD「シッコ」上映
  • 5月29日(第9回)
  • 講演「世界に広がる、9・11の真相解明の動き」
    講師:藤田 幸久氏(参議院議員)
  • 2008年3月21日・4月18日/講演・映画鑑賞会
  • 4月18日(第8回)
  • 講演「サミット後の秋まで、舞台は休演か」―結局、任期満了で幕閉め・解散か―
      「日本国憲法のどこが優れ、どこが弱点か」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
    DVD「不都合な真実」
  • 3月21日(第7回)
  • 講演「9・11の真相とは」「誰でもできる平和のつくり方」
    講師:きくち ゆみ氏(ジャーナリスト・通訳)
  • 2008年1月18日・2月22日/講演・映画鑑賞会
  • 2月22日(第6回)
  • 講演「幕は上がったが、新たな政治は舞台で始まるか」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
    DVD「この子を残して」
  • 1月18日(第5回)
  • DVD「イラク戦場からの告発」
    講演「報道されなかったイラク戦争」
    講師:西谷 文和氏(フリージャーナリスト・「イラクの子どもを救う会」)
  • 2007年11月16日・12月14日/講演・映画鑑賞会
  • 12月14日(第4回)
  • 講演・討議「自民党の改憲スケジュールは、生きているのか」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
    DVD「黒い雨」
  • 11月16日(第3回)
  • 講演・討議「福田内閣は改憲を推進するのか」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
    DVD「ひめゆりの塔」
  • 2007年9月7日・10月12日/講演・映画鑑賞会
  • 10月12日(第2回)
  • 講演・討議「攻められたら、どうするか」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
    DVD「ガラスのうさぎ」
  • 9月7日(第1回)
  • 講演・討議「今後の憲法「改正」はどうなる」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
    DVD「はだしのゲン」
  • 2007年6月3日/北法律・九条の会 見学会
  • 東京大空襲戦災資料センター見学の御案内
  • 2006年11月10日/第一経理 一・一会 特別講演
  • 講演「法律家が語る「憲法の生きた姿・戦わない国」」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2006年10月21日/北法律・九条の会 見学会
  • 靖国神社「遊就館」と「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」の見学会
  • 2006年9月29日/北法律・九条の会 第3回学習会
  • 講演「戦犯の「合祀」で、戦争責任との「決別」か」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2006年2月24日/新春セミナー
  • 講演「自民党新憲法草案のような世の中になったら、大変です。」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2005年7月6日/北法律・九条の会 第2回学習会
  • 講演「憲法9条は、なぜ人類が到達した平和の最高の指針なのか」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2005年4月14日/北法律・九条の会 第1回学習会
  • 講演「危険な「憲法改正国民投票法案」の上程
    講師:鳥生 忠佑 弁護士
  • 2005年1月27日/新春セミナー
  • 講演「憲法「改正」の本音はどこにあるのか」
    講師:鳥生 忠佑 弁護士

2009年11月24日/「音楽と講演の夕べ」の祭典に合体
2009年12月11日/講演・映画鑑賞会

 ようやく総選挙が終わり、主権者・国民の見事な投票行動で、ようやく暗夜の夜明けが到来したかの感がする昨今です。しかし、完全に夜明けとなるよう、今後も引き続き国民のはげましと監視が必要です。
 年末に向けて、北法律九条の会の2つの企画をお知らせします。
 11月24日の企画は大変楽しいものです。ぜひ、入場券をお買い求めください(千円です)。
 12月11日の企画は、イラクに続いてアフガン情勢が深刻となる中で、イラク帰還兵の多数が精神的・肉体的障害の中で、「帰還兵士の会」をつくり、次々と米国内で残虐な無差別殺人行為とこれに伴う「交戦規則」の改変を告発しています。そして、イラクとともに、同じ状態にあるアフガンからの早期撤退を要求し、運動している姿を紹介します。これも、今世界平和の達成にとって重要です。ぜひご出席下さい。


第22回企画(北・九条の会「音楽と講演の夕べ」の祭典に合体)

2009年11月24日(火曜日)午後6時(開場)~9時
会場:滝野川会館・1階大ホール

(1) 日本フィルハーモニー交響楽団員の演奏

  曲目
  ・ドボルザーク作曲「アメリカ」
  ・五木の子守うた
  ・原爆許すまじ(合唱)、など

(2) 講演:「激動する情勢と9条・核廃絶の展望」

  一橋大学 渡辺 治 教授

入場券の発売
なるべく早く、北法律事務所へ電話で御申込み下さい(3907-2105)
大人/1000円、中・高生/500円(自由席のみ)


第23回企画

2009年12月11日(金曜日)無料
会場:北法ビル3階会議室

午後6時~7時
(1) 講演:「イラク帰還兵が語る戦場の真実」
     「そしてアフガンからの撤兵を」

  田保(タボ)寿一 さん(元テレビ朝日特派員・イラク戦争の取材記者)

午後7時~8時30分
(2) 映画の上映:「冬の兵士」(DVD・80分)

  製作:田保寿一氏

米軍が無差別にイラク市民を殺してきた実態と、「帰還兵士の会」が精神的・肉体的障害を乗り越えて、米市民へ告発し、大きな支持を得て米国中に、イラクとアフガンからの早期撤退を訴えている運動をお伝えします。

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2009年9月10日・2009年10月9日/講演・映画鑑賞会、憲法学習会

核兵器の廃絶こそ憲法九条ができた原点・伝えよう子らに、友人に
「核実験の被害と憲法状況の講演(討議)及び名画鑑賞」のサロン

 オバマ米国大統領が、これまでのブッシュ政権の態度を転換して、米国が「核兵器のない世界」の実現に向けて努力していく道義的責任があるとしたプラハ演説の影響が、今世界中に広がっています。
 短期日の間に、ヒロシマ・ナガサキの被爆者をはじめ、世界の核実験の被爆者を団結させ、今大きな声となって世界中に「核廃絶」の声を拡げています。
 米国の「核の傘」に依存してきた日本は、矛盾した態度を止め、唯一の被爆国として人類と共存できない核兵器禁止に向けて、すみやかに行動していく義務があると考えます。
 8月30日の総選挙では、憲法九条を保持し、核廃絶をはっきり求めていく政党が大きくなることを望みます。
 9月の企画では、7月核廃絶の企画に連続して、広島・長崎につづき、日本人として忘れてはならない「第五福竜丸」の悲劇が今日何を訴えているかを、第五福竜丸保存活動関係者の講演(解説を含む)とともに、新藤兼人監督の名画「第五福竜丸」で再現します。
 10月の企画では、総選挙がもたらした新たな政治情勢を踏まえて、鳥生忠佑弁護士が改憲情勢と問題点を講演します。それに続き、参加者皆さんからお声を出していただき、意見交換したいと考えています(これまでは、時間がとれず、参加者のお声を直接お聞きする機会が少なかったので、その機会としました)。
 いずれの企画も、大事なものです。御参加下さい。


第21回企画

2009年10月9日(金曜日)午後6時開始 無料

(1) 第2回・連続憲法学習会(その一)

  参加者の質問と意見で展開する憲法の学習「総選挙後の政治情勢と九条改憲の動向」
  講演:弁護士 鳥生 忠佑

(2) 質問と意見、そして交換

  「憲法九条はどうなるか。そして守るために今後何が必要か」


第20回企画

2009年9月10日(木曜日)午後6時~9時 無料

原爆許すまじ。国民の怒りを込めて、今、訴えます

(1) 講演:「第五福竜丸は今日何を訴えているのか」

  (財)第五福竜丸平和協会事務局長 安田 和也さん

(2) 「第五福竜丸」(1959年作品)上映

  怒りを込めて、今改めて全世界に訴える、新藤兼人監督衝撃の問題作上映
  監督:新藤兼人 出演:宇野重吉、乙羽信子他

●場所はいずれも、北法ビル3階会議室です

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2009年7月15日/講演・映画鑑賞会

第19回(7月)の企画:
核兵器の廃絶こそ憲法九条ができた原点・伝えよう子らに、友人に
「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン

2009年7月15日(水曜日) <無料>

(1) 午後6時~7時(お話し・45分、質問応答15分)
  核兵器の廃絶をめざす日本法律家協会(略称・反核法協)会長 池田 眞規さんの講演

  「人類が生き残るために、いま何が必要か」―平和のグローバルデザイン―

(2) 午後7時~8時30分
  25年の歳月をかけて完成させたドキュメントの名画 名画「ヒロシマ ナガサキ」の上映

  スティーヴン・オカザキ監督(2007年製作・アメリカ)のDVD


 今年も、あの暑い夏が近づいています。
 北朝鮮は2度目の核実験(地下)を行った、と公表しました。こともあろうに、オバマ米国大統領がキッシンジャー元国務長官らの提言を受け、今年4月にプラハで、米国は「核兵器を使用した唯一の国として、核兵器の廃絶を進める道義的責任がある」と、世界に向かって演説したのに、です。
 核兵器は人類の生存を否定する兵器であり、米・ソなど5ヶ国で、この地球上に約1万発があると言われています。2度の原爆被害のもとでつくられた日本国憲法は、前文ですべての国民に「平和の中で生きる生存権」があり、これを実現するため九条は「戦争の放棄」を宣言して、人が人間としてもつ平和に生きる権利を保障しました。ですから、憲法にある、人類の生存と平和に生きる権利を守るには、核兵器の廃絶がどうしても必要です。
 この機に、「ノーモア広島・長崎」の声を大きくし、被爆国として日本はオバマ大統領の発言を率先して生かし、核廃絶を実現していくことが求められています。
 次回は、このための企画として、とくに反核法協の会長である池田眞規さんと被爆者の岩佐幹三さんをお招きして、核廃絶をどう求めて行くのか、それが九条を守る礎であることをお話していただきます。そのうえで、世界に被爆の実相をより伝えるために製作され、最近公開されたドキュメント名画「ヒロシマ ナガサキ」をご覧いただきます。この機会に、ぜひ御参加下さい。お待ちしています。

○場所は、北法ビル3階会議室(北区役所真向い)
ご家族・お子様、お友達を誘っておいで下さい(なお、飲み物などは各自ご持参下さい)。
御参加いただける方は、準備の都合上、事前に、お知らせ下さい。

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2009年3月12日・2009年4月24日/講演・映画鑑賞会

若き日の感動をこの機会に再び。そして、友人・子らに伝えよう。
「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン

1.第17回(3月)企画・2009年3月12日(木曜日) <いずれも無料>

(1) 午後6時~6時40分
  作家 早乙女 勝元さんの講演

  「語りつぐ、平和への想い」―東京大空襲とわたくし―

(2) 午後6時40分~8時25分
  戦火に逃げ惑う、あの東京大空襲(3月10日)が今日よみがえる 名画「戦争と青春」の上映

  毎日映画コンクール特別賞、他数多くの賞を受賞
  監督:今井正 氏 原作と脚本:早乙女勝元 氏

2.第18回(4月)企画・2009年4月24日(金曜日) <いずれも無料>

(1) 午後6時~7時30分
  実施を前に、「これだけは知っておきたい、裁判員制度の問題点」

  講演:弁護士 鳥生 忠佑、同 坂田 洋介(質問があれば、どうぞ)

(2) 午後7時30分~8時15分
  なぜ、やってもいない罪を「自白」したのか 冤罪はいかにして作り出されたか

  「つくられる自白-志布志の悲劇」の上映
  企画・製作:日本弁護士連合会
  監督:池田博穂氏・製作: 青銅プロダクション

(3) 午後8時15分~8時45分
  「志布志の映画を撮影して」

  講演:池田 博穂 監督

○場所は、北法ビル3階会議室(北区役所真向い)
ご家族・お子様、お友達を誘っておいで下さい(なお、飲み物などは各自ご持参下さい)。
御参加いただける方は、準備の都合上、事前に、お知らせ下さい。

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2008年12月19日・2009年2月6日/講演・映画鑑賞会

1.第15回企画・2008年12月19日(金曜日)

(1) 午後6時~8時15分/会場:北法ビル3階会議室(北法律事務所)
  90年前に日本軍人がドイツ軍俘虜の人権を守った奇跡の真実
  今年の終りは、「バルトの楽園(ガクエン)」で、日本初のベートーベン第九の合唱を聴こう

  ――ドイツ兵捕虜の収容所隊長及び地元民へ感謝で贈る「歓喜の歌」――
  出演:松平健、ブルーノ・ガンツ、監督:出目昌伸

 第一次世界大戦で日本軍の捕虜となったドイツ兵が徳島県鳴門市に設置された板東俘虜収容所を舞台に、ドイツ兵捕虜たちが所長と地元民との交流を通じ、パンの製造をはじめ種々の西欧文化と技術を教え、遂には帰国前に、日本で初めてベートーベン作曲第九を合唱付で演奏したという、知られざる真実の物語です(加えて、カラヤン指揮の本格的な合唱も演奏されます)。

 皆さん、今年はこれを聴いて、年の終りを迎えましょう。ぜひご参加下さい

(2) 午後8時15分~8時45分/「みんなでトーク」・北法律九条の会の活動、
  その他に関して意見の交換

  北法律九条の会の活動は、皆さんのご参加で別紙(当日配布)のとおりとなりました。

 講演、連続学習会そして映画の上映は、すべて平和と民主主義、そして人権を守るための活動でした。今後の活動のためにこれなどをもとに自由にご意見を交換しましょう。

2.第16回企画・2009年2月6日(金曜日)

(1) 午後6時~8時/会場:北法ビル3階会議室(北法律事務所)
  「それでも対テロ戦争を続けるのか」
  ――アフガニスタンの複合的な人道危機――

  講演(DVD上映):谷山 博史 氏(日本国際ボランティアセンター代表理事)

 いま、アフガニスタンはイラク以上に戦闘が激化しています。このような状況にありながら、ブッシュはこれまで自衛隊の派遣を強く要請しています。このため、日本はすでに調査団を派遣し、報告書を政府に提出していますが、国会でもその内容を明らかにしていません。

 谷山(タニヤマ)さんは、これまで長くアフガニスタン問題に関してこられ、その実状をもとに「軍事では平和は実現しない」ことを最も良く知っておられます。どうすれば、アフガニスタンに平和がもたらされるのか、ペシャワール会の伊藤さんはなぜ殺されたのかなどをお話しいただきます。ぜひ、ご参加をお待ちしています。

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2008年10月31日/講演会

戦後の鈴木安蔵先生を通じ、日本国憲法に影響を与えた
明治初期における植木枝盛の憲法案の革新性について

1.日本の政治は、いま国民から大きく転換を求められています。

 このような時に、国民が憲法にもとづき合法的に、政府を取替えることができる、その他抵抗する権利があると、明治の始めに憲法案に書いて政府に提出した日本人がいたことを御存知ですか? それが、世界に誇れる植木枝盛の憲法案です。

 植木枝盛の書いた憲法案は、鈴木安蔵先生中心の戦後の「憲法草案要綱」を作成する討議の中でも紹介され、いまの日本国憲法にその精神が引き継がれています。

 それがどのような憲法案であったのか、資料を配布して講演します。

2.九条の会の運動は、着実に全国的に草の根を広げています。

 今年5月初めに行われた「九条世界会議」は世界42の国と地域から200名の参加があり、3日間で計2万人の参加者があり、大きく盛り上がりました。

 講演につづいて、今回は「九条世界会議」の盛り上がった様子をDVDで上映します。そこでは①如何に多くの人々から国際的に日本の憲法が支持されているか、②それは世界の国々に何を求め、達成していくカギとなっているか、③九条が日本から失われたとき、国際的、とくにアジアの国々では軍備増強に走ることになるか、などが熱心に語られています。

 当日、参加できなかった人も、この機会に「九条世界会議」で語られた「九条のもつ意義と力」に接して下さい。ご参加の回答をお待ちしています。

第14回企画・2008年10月31日(金曜日)<無料です>
  • 午後6時~7時/明治初期における植木枝盛の憲法案の革新性について」
            講演:弁護士 鳥生 忠佑(東京北法律事務所)
  • 午後7時5分~8時45分/世界は九条をえらび始めた「九条世界会議」の姿・DVD上映

○場所:北法ビル3階会議室

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2008年9月26日/講演会

映画「日本の青空」上映に先立ち、
「鈴木安蔵先生と日本国憲法の誕生」講演会のお知らせ

 今年も、敗戦の8月15日が過ぎ、戦後の焼跡で、そして飢えとたたかいながら、ようやく生きた、あの困難な生活の日々が強く想い出されます。そのこともあり、次回講演会は「日本国憲法の誕生」をとりあげました。

1.その中でいち早く、「新しい国づくりには、新しい憲法が必要だ」「われわれが憲法研究会をつくって、新憲法の原案を作ろう」と立上った7人の学者・文化人がおられました。その中心となったのが、憲法学者鈴木安蔵先生でした。そして、憲法研究会は、新憲法は政府がつくるのでなく、国民が作るのが大切と、政府案に先立ち、2ヶ月間で、58条に及ぶ憲法草案要綱を作成しました。これをGHQに提出し、新聞にも掲載しました。それが、今の日本国憲法の骨子となったのです。

 その経過を、史実にもとづいて、中心となった憲法学者鈴木安蔵先生の活動とともに、「日本国憲法の誕生」を三団体の共催で、鳥生忠佑弁護士が下記の日時と場所で講演します。

 この講演会では、それに先立って、北区をはじめ各所で活躍している藤澤るみさんが、有名な平和を求める詩をライヴにのせて朗読します。お見逃しなく、御参加下さい。

2.なおこの北区でも、この日本国憲法誕生の歴史的真実を映画とした「日本の青空」を上映しようと、幅広い人々が結集して、実行委員会が結成されました。

 映画上映は11月27日(木)で、当日は赤羽会館で午前、午後、夜間の3回に分けて、「日本の青空」を上映します。ぜひ、前売券(1200円)を御購入下さい。お買いいただける方はFAXで東京北法律事務所へ御申込み下さい。ぜひ、ご参加と御購入をお待ちしています。

第13回企画・2008年9月26日(金曜日) <参加は無料です>
  • 午後6時30分~7時10分/いのち…愛と平和と希望のライヴ
                 朗読とメッセージソング:藤澤るみ
  • 午後7時15分~8時15分/「鈴木安蔵先生と日本国憲法の誕生」
                 弁護士 鳥生 忠佑(東京北法律事務所)

○場所 岸町ふれあい館:3階第5会議室

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2008年8月2日/講演・映画鑑賞会

若き日の感動をこの機会に再び。そして、友人・子らに伝えよう。
「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン

第11回と第12回は8月に一体で、実録「東京裁判」を一挙上映

 今年も、日本人として忘れ難い8月がやってきます。それは、残虐な広島と長崎への原爆投下、8月15日の日本敗戦、そして戦後焼跡の中を、食糧難に耐えながら必死に生き、軍国主義から解放され民主化を手にした国民の今後へ向けた思いの詰った月でした。

 それが、九条の改憲が現実のものとなり、危機が進行しています。このときにあたって、今は憲法学習の重要性が強く指摘されている時です。この時に合わせて、北法律九条の会では、今年の8月を、改めて「日本の過去の歴史の真実を実録で学ぶ月」にしたいと考え、映画ではない記録の映像である「東京裁判」(小林正樹監督)を上映することにしました。

 この「東京裁判」のもととなった膨大なフィルムは、アメリカの国防総省が第二次大戦の記録として秘蔵してきた3万巻のフィルムが解禁となり、そのなかから日本関係のものを選び、満州事変、日・中戦争、ファシズムの膨張、第二次世界大戦と終結まで、を編集したものです。日本は歴史の真実として何を行ったのか、「東京裁判」は何を明らかにしたかを訴え、問うています。中でも、東条英機対キーナン(検事)の生々しい論争は圧巻です。

 この「東京裁判」はもとが4時間30分に及ぶため、これを見るには長時間を要する困難があり、まだ国民の多くが見ていないと考えられます。これを北法律九条の会では、下記の8月の土曜日の午後を選んで、一挙に上映したいと企画しました。

 この機会に、過去にたどった日本の姿をお見逃しなく、御覧下さい。

第11回企画・2008年8月2日(土曜日)<無料です>
  • 午後1時~6時(途中休憩あり)/映画の上映:「東京裁判」
                    監督:小林正樹(1983年製作・長編記録映画)

○場所:北法ビル3階会議室

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2008年5月29日・6月27日/講演・映画鑑賞会

若き日の感動をこの機会に再び。そして、友人・子らに伝えよう。
「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン(第9回(5月)・第10回(6月))

 異常気象のせいで、今年は桜が数日で満開になり、暑い夏がやって来そうです。

 2度継続した「9・11の真相」はどうお考えですか。「テロリストと名指しされた人々が生きている」、「日本人も24名死亡しているのに、政府は何も動かない」、「国際的に広がっているか」など、究明になお大きな問題が残されています。そこで、この問題で、国会で総理に質問し、さらに欧州議会、国際シンポでもお話しされた藤田幸久さん(民主党・参議院議員)をお招きして、世界はどう見ているか、それは「世界に広がっている」ことのお話しをお聞きすることにしました。

 藤田幸久さんは以前北区で衆議院議員を務められ、昨年茨城から参議院議員に選出されました。
 憲法学習会と政治の状況も、いよいよ山場にさしかかりました。今、この時は学習によって日本の憲法の心髄を知り、これを広めることが大切です。

 この2つの企画に、皆さんのひきつづく御参加をお待ちしています。

<いずれも無料です。>

①第9回企画・2008年5月29日(木曜日)
  • 午後6時~8時/講演と映像の上映:「世界に広がる、9・11の真相解明の動き」
            藤田 幸久氏(参議院議員)
②第10回企画・2008年6月27日(金曜日)
  • 午後6時~7時/講演と憲法学習会:
            講演:「どうなる、待ちに待った解散・総選挙」
            憲法学習会:「自民党と民主党の憲法「改正」の一致点と相違点」

            弁護士 鳥生 忠佑(東京北法律事務所)
  • 午後7時~約9時/名画の上映:「シッコ」
             監督・脚本:マイケル・ムーア(2007年版)

     アメリカの医療制度は今「シッコ(病気)」です。大多数の米国民は健康保険がなく、高額な保険でも助けられず、苦しんでいます。私達は今の状態でも、日本に生れて良かったと思わしめます。
     日本の医療をこれ以上悪くさせないために、アメリカを知ることが大切です。アメリカ医療の荒廃の実態をご覧下さい。

○場所はいずれも、北法ビル3階会議室

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2008年3月21日・4月18日/講演・映画鑑賞会

若き日の感動をこの機会に再び。そして、友人・子らに伝えよう。
「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン(第7回(3月)・第8回(4月))

 北法九条の会の1月定例会は参加者全員がびっくりしました。それは大阪からお呼びした講演者西谷さんが、イラクの子供たちの置かれた悲惨な状況に、救援を熱心に呼びかけられただけでなく、アフガン・イラク攻撃の元となった、あの「9・11惨劇は謀略の疑いがある」との声がいま国際的に広まっていると、DVDで3ヶ所の建物倒壊の写真を写しながら説明したからでした。

 正直なところ、「証拠付き」で語られた話しには弁護士も弱いものですが、4つの建物の倒壊・破壊はあまりにも不自然で手際が良く、これはひょっとするとブッシュにアフガンとイラク攻撃をさせるために、謀略機関の工作も加わっていたのか、と考えさせるものでした。

 そこで、疑問をさらに解明するために、次回の3月に、日本でこの問題で本を出版されている女性ジャーナリストをお呼びして、もう一度DVDの映像をもとに講演と解説をしていただきます。この問題は、日本の憲法九条の改憲問題とも深く結びついています。

 もし、これが本当なら、世界的にも今までにない大変な謀略です。皆さん、もう一度ご覧のうえ、確かめ、お考え下さい。この機会を逃さないように、新たな方も御参加下さい。

<いずれも無料です。>

①第7回企画・2008年3月21日(金曜日)
  • 午後6時~8時30分/講演と映像の上映:「9・11の真相とは」「誰でもできる平和のつくり方」
               きくち ゆみ 氏(ジャーナリスト・通訳)
②第9回企画・2008年4月18日(金曜日)
  • 午後6時~7時/講演と憲法学習会:
            「サミット後の秋まで、舞台は休演か」―結局、任期満了で幕閉め・解散か―
            「日本国憲法のどこが優れ、どこが弱点か」
  • 午後7時~約9時/名画の上映:「不都合な真実」
             パラマウント制作、出演:アル・ゴア

     アル・ゴア元米国副大統領が地球と人類の未来を予見する驚きのドキュメンタリー。地球温暖化の進行が猶予を許さない現実問題であることを知らせる。

○場所はいずれも、北法ビル3階会議室

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2008年1月18日・2月22日/講演・映画鑑賞会

若き日の感動をこの機会に再び。そして、友人・子らに伝えよう。
「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン(第5回・第6回)

 北法律九条の会・サロンは、昨年9月に開設しました。北法ビルの3階会議室です。

 鳥生弁護士の講演・憲法学習会につづく、名画の上映は、9月に「はだしのゲン」、10月に「ガラスのうさぎ」、11月に「ひめゆりの塔」、12月に「黒い雨」と続き、大変好評でした。

 憲法九条を守る活動として、北法律九条の会は、今年も月1回、1月と2月は次の予定で講演と名画の上映を行います(いずれも無料です)。

①第5回企画・2008年1月18日(金曜日)
  • 午後6時~/映像の上演:アメリカ軍の撤退を求めて「イラク戦場からの告発」
  • 午後7時~/講演:「報道されなかったイラク戦争」
          西谷 文和氏(イラクの子どもを救う会)

     フリージャーナリストであり、イラクの子どもを救う会会長として、生々しい事実を語ります。

②第6回企画・2008年2月22日(金曜日)
  • 午後6時~7時/講演と憲法学習会:「幕は上がったが、新たな政治は舞台で始まるか」
            弁護士 鳥生 忠佑
  • 午後7時~約9時/名画の上演:「この子を残して」
             監督:木下恵介(1983年作品)

     8万人の死者を出した長崎原爆の悲惨。被爆者永井隆博士の生涯をつづる名画。

○場所はいずれも、北法ビル3階会議室

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2007年11月16日・12月14日/講演・映画鑑賞会

若き日の感動をこの機会に再び。そして、友人・子らに伝えよう。

「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン(第3回・第4回)

早や10月、異常な暑い日が続いた後に急激な低温が来たりしています。お体を御自愛下さい。
政治の方も、安倍首相が国民に説明のないまま、「政権を投げ出し」、今度は国民が求めているどの点を直すのかも十分に示さないまま、自民党の福田康夫氏が首相に選ばれました。

これで、日本の政治が変わるでしょうか。あれほど、国民に「戦後レジュームから脱却」などと、国民に危機感を持たせた「憲法改悪」を止めるのでしょうか、それとも、ただ先送りにしようとしているのでしょうか。見きわめを要する重要な課題です。

危険な改憲を隠したまま、すでに決っているからとして、今後も「自民党・改憲草案」を実現していくのであれば、まず衆議院を解散して、総選挙で国民の信を問うべきではないでしょうか。

先回、東京北法律・九条の会の第一回サロンは、講演と名画「はだしのゲン」に多数の方の御参加いただき、名画に皆さん涙を流され、大変好評でした。

続いて、サロンの第3回と第4回の企画をお知らせします。

引き続いて、戦争の悲惨な体験を今後も長く承継していただくために、次の講演と名画の上映を行います。ぜひ、御参加下さい。お待ちしています。

①第3回企画・2007年11月16日(金曜日)<いずれも無料です。>

  • 午後6時~7時/講演・討議「福田内閣は改憲を推進するのか」
  • 午後7時~約9時/名画「ひめゆりの塔」昭和28年11月公開、今井正監督

    昭和20年太平洋戦争の末期、米軍の総攻撃を受けた沖縄島の南端に散ったひめゆり学徒200余名。安全な場所はなく、摩文仁の洞窟に追い詰められ、相抱いて、美しくも、悲しく散った乙女たちの沖縄秘史。

    永遠の平和を、気高く世界に訴えた今井正監督の名映画を上映します。

②第4回企画・2007年12月14日(金曜日)
  • 午後6時~7時/講演・討議「自民党の改憲スケジュールは、生きているのか」
  • 午後7時~約9時/名画「黒い雨」平成元年制作、今村昌平監督

    広島に投下された原爆による黒い雨。それをあびた若い女性を引取る叔父夫婦。5年後、矢須子のもとへ縁談が持ち込まれるが、『ピカに遭った女』という噂から、いつも破談に…。

    黒い雨で、人生を狂わされた数多く障害。語り継ぐべき名映画を上映します。

○場所はいずれも、北法ビル3階会議室

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2007年9月7日・10月12日/講演・映画鑑賞会

「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン(第1回・第2回)

若き日の感動をこの機会に再び。そして、子らに伝えよう。
「憲法状況の講演(討議)と名画鑑賞」のサロン(連続)

やっと夏が到来しました。御健勝のことと存じます。

参議院選挙は劇的な結果で終わりました。これが、新しい政治の始まりであることを期待します。憲法「改正」問題は、安倍首相の動向とともに、今後も「要警戒」です。

そこで、北法律九条の会では、参議院選挙で示された「九条を守る国民の声」をさらにいっそう広げていくために、今後も定期的に、憲法状況を検討し、平和を守る礎である戦争体験を風化させず、また戦争こそ最大の環境破壊であることを、世代を超えて承継していただくことを支援したいと考えています。このため、想い出の名映画などを、皆様とご一緒に鑑賞していくことを企画していきたいと思います。御意見をお寄せ下さい。

幸い、東京北法律九条の会は、真新しい北法ビルの中にあり、しかも3階は、映写設備の設置もすでに完了し、秋からこのための劇場としても使用できることになりました。これまでに、3階「会議室」は、皆様方の所属する組織・団体から「会議用」に御使用いただいておりますが、DVD・ビデオの上映器機の「貸出し」もできることになりましたので、新名所と言われる北法ビル3階「会議室」をより広く御活用いただけますよう、お願い申し上げます(なお、土曜日の御使用も受付けています。御相談下さい)。

<いずれも無料です。>

①第1回企画・2007年9月7日(金曜日)

  • 午後6時~7時/講演・討議「今後の憲法「改正」はどうなる」
  • 午後7時~8時半/映画「はだしのゲン」

    昭和20年8月6日広島。原爆の強烈な閃光と巨大な火の玉が走り、ゲンと母を残し一家は家の下敷きに。天皇の敗戦放送に、母は「戦争を止めさせる力がおありなら、どうして戦争を始めるのを止めて下さらなかったのですか」と必死に叫ぶのだった。………。

②第2回企画・2007年10月12日(金曜日)

  • 午後6時~7時/講演・討議 「攻められたら、どうするか」
  • 午後7時~8時半/映画「ガラスのうさぎ」

    昭和19年。14歳以上の女学生も女子挺身隊員となった。実家、東京・両国のガラス工場は、昭和20年3月10日東京大空襲で全焼。死者をさがす焼跡から、無残に溶けたガラスのうさぎが出て来るのだった。………。

場所はいずれも、北法ビル3階会議室

ご家族・お子様、お友達を誘っておいで下さい(なお、飲み物などは各自ご持参下さい)。

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2007年6月3日/北法律・九条の会 見学会

東京大空襲戦災資料センターの見学

北法律九条の会 東京大空襲戦災資料センター見学の御案内

新緑の映える季節となりました。御健勝のことと存じます。

今年の5月3日は憲法施行60周年の記念日です。しかし、この祝日までに自民・公明の両党は衆議院に続いて参議院の審議を強行して、3年後まで施行を凍結するという、急ぐ必要のない憲法改正国民投票法案を成立させようとしています。

憲法「改正」問題は、このような重要な時期にありますので、平和を守ることの大切さをいっそう広めていくために、私たちの九条の会では、東京・江東区にある身近な東京大空襲・戦災資料センターを皆さん方とご一緒に見学する企画を立て、御参加を御呼びかけすることになりました。

62年前の3月10日夜半、東京の下町を襲った米軍B29大編隊の焼夷弾攻撃によって、下町一帯は猛火に包囲され、一夜にして10万人以上の方々が灼熱地獄の中で焼死させられました。これは、戦時とはいえ、非戦闘員を標的にし、しかも計画的に無差別・大虐殺を行った点で国際法と人道に反する、忘れてはならない戦争犯罪の悲惨な歴史的事実でした。

私たちは、この歴史的事実を風化させず、これを今後に語り継いでいくためにも、遺族をはじめ多くの人々の善意と淨財で集められた戦災資料センターの資料から改めて学びたいと思います。同時に、戦災殉難者供養碑を訪ねて、犠牲となった多くの方々を追悼し、憲法九条をもつことの大切さを改めて実感したいと考えます。ぜひこの機会に御参加下さい。

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2006年11月10日/第一経理 一・一会 特別講演

定例一・一会での講演 法律家が語る「憲法の生きた姿・戦わない国」
―9条が実現した「戦前と決別した人権と生活重視」の社会―

法律家が語る「憲法の生きた姿・戦わない国」
―9条が実現した「戦前と決別した人権と生活重視」の社会―

講師 鳥生 忠佑
日本民主法律家協会代表理事
東京北法律事務所所長
弁護士

1.憲法の基本規定とその理念

日本国憲法の立場

  • 国民主権主義
  • 恒久平和主義
  • 民主主義
  • 基本的人権尊重主義

(旧)大日本帝国憲法の立場

  • 天皇が統治権の総攬者(天皇の名で行う)
  • 陸海軍の統帥権・天皇が大元帥
  • 天皇ハ神聖ニシテ侵スベカラズ・勅令発布権
  • 日本臣民は法律の定めに従い義務と自由を有する
2.憲法の生きた姿はどこに現れているか

(1)恒久平和主義(9条と前文)

  • イラク派遣自衛隊(延550人)が一発の弾丸も撃たずに撤収(7/17)
    2年半死傷者なし、国際的に「戦わない国、それが日本」の評価
  • 集団的自衛権の行使(保有も)は禁止(安保条約があっても)
  • 核兵器の保有は禁止(大量のウラン・プルトニウムがあっても) など

(2)民主主義(第2章)

  • 20歳以上の男・女に平等の選挙権、男女同権、思想・良心の自由、言論・表現の自由、検閲の禁止  など

(3)基本的人権尊重主義(第2章・7章)

  • 医療における皆保険、国民年金・介護保険、生活保護などの社会保障
  • 租税法律主義、応能負担主義(累進課税)、消費税の違憲問題  など
3.どうして、このような憲法ができたのか

(1)歴史上異例な日本国民の戦前体験

  • 相次ぐ戦争(とくに15年戦争・太平洋戦争)で、アジア諸国と国民に悲惨・残虐な被害、二度にわたる原爆被害の体験
  • ①「二度と再び」、②「如何なる形でも」、③「戦争しない」の決意に結実

(2)この国民の「決意」が憲法に取り入れられた(前文・9条ⅠとⅡ項)

  • ア.1億国民の総意として、
    • もともと、自衛のためなら持てるものでも、
      • すべての戦争は「自衛」を名目に行われてきた
      • 今度戦争したら、核兵器の使用で人類が滅亡する
    • だから、戦力は持たず、国の交戦権は行使しないと決断したもの
  • イ.憲法の公布・施行は世界に対する日本国と国民の宣言(約束)です

(3)ポツダム宣言受諾(日本の無条件降伏)の役割

  • 受諾日1945年8月15日(宣言・1945年7月26日)
  • 第10項・戦争犯罪人の厳重処罰・民主主義的傾向の復活強化
    • 言論宗教思想の自由、基本的人権尊重

(4)憲法を知ること・それは正しい歴史を知る(歴史認識をもつ)ことに直結

4.日本国憲法のどこが宝なのか(国際法を超えるもの)

(1)「戦わない国」を構成するもの

  • 憲法9条第Ⅰ項・「国権の発動たる戦争の放棄」を宣言
  • 同   第Ⅱ項・「戦力の不保持」のうえに、「国の交戦権否認」を宣言
  • 憲法   前文・「全世界の国民が平和のうちに生存する権利を有することを確認する」(平和的生存権)

9条と前文は「人類が初めて到達した平和の最高指針」なのです

(2)「戦わない国」が依拠するもの
すべてを話し合い・外交努力で解決する(解決できないものはない)
国連憲章の立場で行動する(集団安全保障)

(3)「戦わない国」により、これまで日本が得たもの
早期の独立・賠償の放棄・原水爆禁止の国際運動の発展
経済的発展(世界第2位の地位)・「平和国家日本」の評価  など

5.なぜ、今憲法改正が必要か(安倍語録の混乱と整理)

(1)

  • 「占領時代の残滓」だから
  • 東京裁判史観(敗者の視点)で作られているから
  • 時代に合わなくなっているから

(2)憲法改正に5年はかかる? 核の議論は必要でないか?

(3)「日本の侵略・植民地支配」「従軍慰安婦問題」など

6.「戦わない国」を示す憲法9条は、核時代の未来を照らす安全保障です

国内では、恒久平和主義は人権保障と社会保障の充実をめざす民主主義の砦です。
思想・信条をこえて、憲法9条を守りましょう。そのために手をつなごう。

定例一・一会でのご講演ありがとうございました。大変感動的ですばらしい内容だったと思います。参加者は50名を越え事務局を入れると60人近くになりました。

録音のCDを送ります。

第一経理 税理士 乾川 日出夫

 

第一経理ニュース(12月号より)
特別分科会・講演

法律家が語る憲法9条の生きた姿「平和こそ人権保障の砦である」

「自衛隊のイラク派遣が一発の弾丸も撃たず、1人の死傷者もなく撤収できたのは、憲法九条があるからです。」

「国民主権、恒久平和、民主主義、基本的人権尊重を謳う憲法は、環境権やプライバシー権など具体的規定がなくても解決できる力を持っています。」

「アジアの諸国と国民に悲惨・残虐な被害、そして二度にわたる原爆被害の体験から、国民の決意として生れた。」と、憲法成立の過程から、憲法が現実の生活にどう生きているか具体的に語っていただきました。

昨年に引き続き、平和問題を分科会で取上げました。参加者からは、「感動した。」「中小企業は、商売だけでなくその基本である平和を論ずることが大事。今後も続けてほしい。」と感想が寄せられました。

地域、経営者、税理士の「九条の会」の方も多数参加。会場には北区平和委員会の協力で戦時中のポスターなどが展示されました。

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2006年10月21日/北法律・九条の会 見学会

靖国神社「遊就館」と「千鳥ヶ淵戦没者墓苑」の見学会

  • と き/2006年10月21日(土) 正午12時(各自で昼食をすませてきて下さい)
  • 集合場所/地下鉄九段下駅・1番出口の下(靖国神社大鳥居に直近出口の下)(東京メトロ東西線・都営新宿線・半蔵門線「九段下駅」下車)
  • 参加費/1,000円(入館料・元区議さんの説明案内の謝礼を含みます)

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2006年9月29日/北法律・九条の会 第3回学習会

講演 戦犯の「合祀」で、戦争責任との「決別」か

戦犯の「合祀」で、戦争責任との「決別」か
講演・弁護士 鳥生 忠佑

1 いま、なぜ、日本の「戦争責任」か

(1) 戦争責任の変遷
小泉首相の靖国参拝(8.15)・内外の批判に「内政干渉」、戦争責任否定発言の多発

  • 戦後日本の骨格の確立・ポツダム宣言受諾①無条件降伏(5項)、②軍国主義勢力の除去(6項)、③戦争犯罪人に対する厳重な処罰(10項)
  • 憲法の公布・9条と前文に結実、謝罪のうえで平和国家に再生を宣言
  • サンフランシスコ平和条約(1952年・昭27)・連合国のすべての「裁判」を受諾、今後の刑の執行を約束(11条)
  • 保守合同(1955年)による自民党誕生・戦後初の憲法「改正」の動き、挫折
    ★靖国神社A級戦犯の「合祀」(1978年・昭53)・靖国神社の性格変更
    「戦没者の慰霊」施設・護国神社の一つから、「国のために殉じた者を祀る」15年戦争「正当化」施設へ
  • 自民党改憲第一次草案公表(2005年)・「国を愛する心」「軍隊の保持」「海外派兵」を明記、それでもなお第二次草案が必要(安倍首相)

(2)「祭神」合祀に政府の指導と関与・旧厚生省「靖国神社合祀要綱」原案にもとずく「祭神名票」の交付再開(1956年・昭31)、A級戦犯も追加

  • 戦争責任の希薄化、「決別」へ・9条「改正」への世論づくりを推進
  • 憲法「改正」の実現・戦争責任の「消滅」となるか
  • 日本は再軍備・海外派兵、日米軍事同盟の強化、核兵器の保有も

(3)「戦争責任」・日本と日本人の「置き忘れていたもの」、主体的な再起が必要
日本の戦争責任究明は・憲法9条を守る運動と表裏の関係

2 日本の戦争責任の究明は、人類破滅の防止に大きく貢献する
  • (1)広島・長崎へのアメリカ政府の原爆投下責任の究明
  • (2)東京・大阪などの大空襲(残虐・無差別殺傷)責任の究明
  • (3)核兵器廃絶の条約化を推進
  • (4)核実験全面禁止の条約化を推進
  • (5)日本の核兵器三原則の強化
  • (6)自衛権にもとづくものでも、核兵器の使用は国際法違法、など
3 「戦争責任」とは何か(試論)

(1)対象となる責任・戦争を指導した者の責任
責任の範囲・①戦争を起こした者、②戦争を遂行した者、③戦闘行為以外で人を殺傷した者
具体的分野・軍部、官僚、マスコミなど「権力者・権力に近い者」

  • ①天皇・大政翼賛会の指導部の責任はどうか
  • ②「強制された者」の責任は免れるか

(2)問うべき戦争責任の期間
15年戦争の期間(満州事変・日中戦争・太平洋戦争)・侵略と植民地支配中

(3)区別すべきもの

  • ①1億総懺悔論
  • ②日中国交回復における中国政府の区分・戦争指導者(A級戦犯、他)と国民との区別

(4)責任究明の法的根拠

  • 国内法・日本の刑法などの法規
  • 国際法・不戦条約、国際連盟規約・国連憲章 など
    • 東京裁判の判決・ニュールンベルグ裁判の判決
    • ハーグ陸戦法規・ジュネーブ諸条約
    • 国際司法裁判所の勧告的意見(1994年・平成6年) など
4 日本が変われば、世界が変わる
  • 「戦争責任」と平和国家建設の誓いを軸にして、正しい「歴史認識」を広げよう
  • 日本の戦争責任をもとに、戦勝国の「戦争責任」にも声を強めよう
  • 「戦争責任」の究明で、かつての戦争国家日本(世界第2位の経済大国)が新たに
  • 変われば、日本と世界の平和的発展が前進する
5 どのような方法で「戦争責任」を問うのか

戦後60年を経過している今日のもとで、世論を拡げていくことが大切

  • ①各界・各分野ごとに討議を深め、戦争を指導した部局、地位、年次的就任者などの調査結果を公表していく
  • ②責任者の反省と謝罪などを、広く公表していく  など

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2006年2月24日/新春セミナー

講演 自民党新憲法草案のような世の中になったら、大変です。
――自民党新法案は、「戦争するために、憲法を変えよう」とするもの――

(2006年2月24日 新春セミナーにおける講演の内容)

自民党新憲法草案のような世の中になったら、大変です。
――自民党新法案は、「戦争するために、憲法を変えよう」とするもの――
講演・弁護士 鳥生 忠佑

第1 自民党全面改正案の正体は何か

1.現憲法-自民党草案=戦争をするために、「交戦権の否認」(憲法9条Ⅱ項)を削除しよう

  • 普通の国(戦争ができる国)になる、のではない
  • 「憲法を変えて、戦争に行こう」、でもない
  • 「戦争をするために、憲法を変えよう」とするもの

2.自民案に貫かれている軍国的措置

前文・「国」と「自ら」と「守る責務」を分断したのを(合わせると、「国防の責務」となる)

9条Ⅱ項・削除(とくに、「交戦権の否認」)

  • 9条の2・自衛「軍」の保持を付加
    • 制約のない海外派兵
    • 自衛軍の組織は法律で定める(徴兵制もできる)を付加
  • 26条Ⅲ項・軍事裁判所(軍法会議)の設置
  • 20条Ⅲ項・宗教上の儀礼、習俗的行為の解禁
  • 86条Ⅱ項・内閣に国会議決のない予算支出権
  • 12条・国民の権利と義務の根底からの制限(「公益」と「公の秩序」)
  • 96条・憲法改正は、一方の発議で、両院の過半数の議決でよい、など

3.今、自民党内で草案再修正の動き(より右翼的立場から不満)

「自民党らしさ」・伝統、文化、国柄を入れよ、で混乱

  • 自民党憲法調査会と新憲法起草委員会の対立
  • 前文を旧中曽根案に修正したい、が中心
  • 9条では、自衛権の中に「集団的自衛権」が含まれる、としたい

4.戦後日本の防衛・安全保障の要(アメリカの要求)

(1)日米安保条約の改定(60年安保のまま、今日存続)したが、

  • 5条の制約・日米の共同防衛は「日本の施政の下にある領域」のみ
  • 6条の制約・在日米軍基地の使用は「極東の平和と安全に寄与する」のみ

(2)日米安保条約の変質・「地球規模の同盟」のもとで「アジア太平洋安保」化

  • 1999年・周辺事態法の成立(米軍の後方支援を容認)
  • 2001年・テロ特別措置法の成立(自衛艦のインド洋・アラビア海派遣)
  • 2003年6月・武力攻撃事態法の成立(有事法制)
  • 2003年7月・イラク派遣特別措置法の成立(陸上自衛隊のイラク派遣)
  • 2005年10月・2プラス2による米軍再編成が進行中

5.戦後、「解釈改憲」の始まりと限界

  • 自衛隊は、その発足から解釈改憲が進行
  • 日米安保条約は、60年の改定から違憲問題が進行
  • 現在の事態は、日米安保すら「はるかに超えて」、進行中
  • その行きつく所・自民党第2次草案で、「自衛軍は集団的自衛権を行使できる」とする

6.憲法上の最後の障害・9条Ⅱ項「交戦権の否認」の改正(アメリカの要求)

  • 海外派兵のできる自衛軍としても「交戦権」を行使できない(解釈では超えられない)
  • それでは、攻撃、殺傷、相手領土に侵入・占領、相手船舶拿捕・没収もできない
  • 通商禁止、外国居留民・財産の管理もできない
第2 いま、憲法改正国民投票法案の状況

自民公明民主の3党合意・「今通常国会に提出を目指し、協議する」

  • 合意実施の「必要性」・憲法改正の発議に民主党入れて3分の2が必要、の前倒し利用
  • 3党間で、法案作成作業の開始・進行ができない状況が出現
  • 4点セット+堀江3,000万円問題で対立激化

与党案の問題点と妥協点

  • 投票権者・20歳以上か、18歳以上か
  • 過半数の基準・有効投票か、投票総数か
  • 運動の規制・公務員、教育者、外国人の禁止か、無しか
  • 投票方法・一括か、個別投票か
  • メディアの規制・大幅に制限か、一部の規制(プレス規制無し)か

今、投票法をつくることは必要がない

  • (1)国会発議に要する憲法改正案ができていないこと
  • (2)民主・公明の憲法改正案促進のための投票法づくりは、必要がないこと
  • (3)手続的にも、参議院で、投票法審議予定の特別委員会(受皿)ができていないこと
  • (4)憲法の全面改正案は96条を利用して改正できないこと(改正の限界)
第3 全国に、4000個所を超える「九条の会」が設立されている
  • 全国で、くまなく、自民党草案に批判を加えよう
  • 自民党に国民の反対が強まれば、民主・公明が一体としての発議案が出来ない、足踏みする
  • 今の憲法9条Ⅱ項のもつ意味を広く伝えよう

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2005年7月6日/北法律・九条の会 第2回学習会

講演 憲法9条は、なぜ人類が到達した平和の最高の指針なのか

(2005年7月6日 北法律・九条の会 第2回学習会の内容)

憲法9条は、なぜ人類が到達した平和の最高の指針なのか
講師の鳥生 忠佑 弁護士が語る

講演の要旨は次のとおりです。

1.はじめに

憲法9条を守る活動のうえで、今大切なことは、皆さんに「語り部」として役割を果たしていただきたい。そして、一人でも多くの人たちに憲法9条の大切さを語っていただき、改憲勢力と闘っていただきたいということです。

そのため、この講演では、中心中の中心である①憲法9条1項、2項がどのようにして制定され、今日まで国内においてどれだけ役に立ってきたか、 ②日本の憲法9条は国際的にどのように注目を集めているかについてお話しして、皆さんが周りの人々に語られる内容を提供したい、と考えています。

2.改憲の今日的段階

まず、現在の改憲の情勢をお話しします。

国会における改憲の動きは、「憲法調査」の段階から、すでに「改正案審議」の段階、つまり各党が作成する改正案を審議し、統一を図る段階へと進んでいます。自民党は、今年の11月までには、党として独自の改正案を公表する予定で、この8月1日「新憲法第一次案」を発表しました。批判がなければ、そのまま国会において3分の2の多数を得て、国会の発議案としたいと考えているものです。その意味で今が、改正案の内容、とくに9条の中味を学習する正念場なのです。

来る自民党の改正案は、この8月1日に公表した「新憲法起案委員会各小委員会」の案が基本となるでしょう。このうち、9条の改正に関しては、「戦力の不保持」「国の交戦権の否認」を削除し、代って ①「自衛のために自衛軍を保持する。」、②「自衛軍は国際の平和と安定に寄与することができる。」と書かれています。これは、「軍隊」を持つことにより60年前と同じように、日本を「戦争のできる国」にすること、地域や派遣の任に制約がなく、どこにでも米国に追随して、「集団的自衛権を行使できる」ことを意味しています。

3.9条改憲反対の全国的な声

マスコミは、特に今年になってから、改憲阻止活動に関する記事を載せなくなってしまっています。今年1月に経団連等の経済三団体が揃って、多国籍企業での利益や軍需産業での利益の増大をめざし、憲法9条の改正を要求しているからです。商業紙の新聞は、大企業の広告料で経営しているため、記者が書きたいと頑張っても、デスクが許さないのです。

また、一方で、自民党、民主党、公明党が、先の延長国会では達成されませんでしたが、水面下で「憲法改正国民投票法案」の統一案を目指して議論を行っています。この法案は、現在の国会議員の不自由な選挙活動以上に、言論活動を統制する内容です。これについての問題点と危険性は、先日第1回の学習会で資料を配付してお話しました。

2005年5月30日時点で、九条の会は2000を超えました。7月段階では、3000に達しているでしょう。しかし、ますます広めなくてはなりません。東京はこれだけ人口が多いにもかかわらず、北海道、神奈川、長野、大阪、京都に立ち後れています。東京は国政の中心なので、特に頑張らなければなりません。

「9条改正」については、どの新聞の世論調査でも反対が過半数を超えます。これまでの諸運動、改憲反対の活動によって、国民の戦争反対の思いは強く存在しています。つまり、日本国民は9条改正を阻止するだけの力をもっていることを示しています。

4.憲法9条は平和達成の具体的方法を示している。

日本の憲法は、9条についていえば、世界中で「最も優れた憲法」であり、同時に今後国際平和を達成していくための「具体的な方法」を示している点で、貴重なものとされています。

この理由をお話しします。

①日本は明治以来侵略を繰り返し、アジア太平洋戦争だけでも、アジア諸国民に2000万人以上の犠牲者を出し、日本国民にも300万人以上の犠牲を出しました。

それが、新たな日本国憲法の制定で、特に9条第2項(戦力の不保持・交戦権の否認)と前文の制定で誓約したことにより、国際社会は日本がここまで反省と謝罪をしたのならと信頼され、日本はこの憲法による誓約で広くアジア諸国民から、「二度と過ちを犯さない」「日本は平和国家として、国際的に役立つ国となる」との信頼を獲得することができたのです。

これにより、1952年に平和条約が締結され、早期に主権を回復して、日本は独立することができました。この平和条約第11条には、日本国は、極東国際軍事裁判所並びに日本国内及び国外の「連合国戦争犯罪法廷の裁判を受諾する」と明記されています。日本国は、その責任を自認して、条約を締結したのです。これとともに、賠償請求権の放棄を数多くの国がしてくれました。これによっても、日本の戦後復興が早期に実現できたのです。

さらにその後、56年に日本は国際連合へ加盟することもできました。国際社会へ正式に復帰することを認められたのです。

これらの結果、日本は、戦後急速に復興し、発展することができました。その後も、戦後60年間、外国へ一兵たりとも出さず、そのお金を社会保障にまわすことができたおかげで、各種社会保障の充実と世界一の長寿国へと発展してきたのです。

②9条は、これまで日本の平和的発展、戦力の不行使などのうえで、国の政治のうえで現在も大きな力を持ち、法律としても機能しているのです。

しかも憲法9条は、世界平和達成のうえでも、国際的に重要な足がかりなのです。

第一次大戦後の1928年に、日本も参加した「戦争放棄に関する条約(不戦条約)」が締結されています。この条約では、「国際紛争解決のため」戦争に訴えることを禁止していました(侵略戦争の禁止)。しかしそれは、日本をはじめとして破られ、第二次大戦が勃発しました。

その後、日本敗戦直前に国際連合が成立しました。不戦条約が破られ、守られなかった反省から、侵略戦争の禁止を一歩進め、「武力による威嚇又は武力の行使」まで「慎まなければならない」とされました(弱い条文ですが)。しかし、それでも問題は生じました。アメリカが「自衛権」があることを理由に、その前倒しを口実にして、つまり「先制攻撃」として開始したのがイラク戦争です。今日の国際問題は、「自衛権」、そしてこれを口実とした「前倒しとしての先制攻撃」を国際社会がどう制約させていくのか、にあります。

憲法9条は、この国連憲章よりさらに進んでいます。9条第1項は国連憲章と同じ立場ですが、第2項は国連憲章をも越えています。つまり、戦争の原因となる「常備軍を保持しない」(自衛のためであっても)、「国の交戦権を認めない」ことまでも掲げているのです。

そのため、憲法9条特に第2項は、世界で最も優れた平和達成の「具体的方法」であるとされています。国際的にも大きく評価され、国際文書などで、「日本の憲法9条に学べ」と引用されているのです。

5.以上の講演を受けて、質疑応答と意見の表明が活発に行われました。

①国民投票法案があまり知られていない。どのように投票することになるのか。

(鳥生)

詳しくは、前回の勉強会でお話ししましたので、簡単に要約してお話しします。

憲法を改正するには、本来十分な情報を主権者である国民に伝えて、意見を闘わせて、判断を間違えないようにしなければなりません。改正にあたっては憲法が主権者に投票による承認権を与えている以上、当然なのです。

そうであれば、改正を求める条文についても、個々に賛否を問わなければならないはずです。しかし、全ての条項を一括して上程することにしようとしています。

また、投票の方式も記号、すなわち○×式で投票させようとしています。最高裁裁判官国民審査の投票と同じように、国民にどのような判決を書いたかなどの情報が渡っていないで、投票させるようにしてはなりません。

さらに、国民投票法案では、発議から投票までの期間を短くし、マスコミによる意見表明も大きく制約していますから、反対票はいくらもいかないことになりかねません。

発議する改正案自体はできていず、国民投票法案は今必要でないのです。しかも、内容のうえからも問題が多く、したがって国会上程に反対することが重要なのです。

②憲法99条で憲法尊重擁護義務がある以上、改正を論議すること自体が憲法違反ではないか。9条第2項の「前項の目的を達成するため」について、これは「国際紛争の解決のため」にかかり、「自衛のため」にならばいいと解釈できるのか。

(鳥生)

本来は政府、国会議員は憲法を護る立場です。したがって、率先して改正議論をやってはいけないとの議論ができないわけではありません。しかし、今一番問題なのは、改憲派が、「憲法と現実とが乖離かいりしているので、その乖離かいりをなくすため、憲法を現実に合わせる必要がある」といって、憲法を改正する理由づけに使っていることです。そもそも、その乖離かいりを生じさせたのは誰の責任でしょうか。それは自民党政治の責任です。本来、憲法に合わせて政治を行わなければならないのに、これに反してその乖離かいりを生じさせてきたのです。それを、今は逆に、現実と離れているから、憲法を改正する理由に使っているのです。

二番目の質問については、「前項の目的」は、9条第1項の全てにかかっているのです。「国際紛争を解決するため」だけにかかっているのではないので、「自衛のため」 ならば軍隊を持ってもよい、交戦してもよいとは解釈できません。憲法9条2項及び前文と照合しても、そう解釈すべきです。

政府も、本心ではそう解釈しているから、憲法改正を必要としているのです。

③改正賛成の人から、「交戦権の放棄は自衛権を放棄することになるが、もし外国から攻め込まれてきたとしたらどうするのか」と質問されたら、どう答えればよいですか。

(鳥生)

日本は地理的な関係からも、一方的に侵略されたことは歴史上ありません。

しかも、現在の国際状況においては、どこの国であっても外国が日本に戦争を起こすことは国際的にも制裁を受けるので、考えられません。

むしろ、現在では戦争は、原水爆、大量破壊兵器により人類の滅亡または大きな被害を招く危険性をもつことから、勝手に行うこともできません。

さらに、国際連合が機能しており、戦争以前に平和的手段として、外交交渉、経済的手段、調停など数多くの努力を求められ、監視されています。

これらに反して、他国を一方的に侵略する国は、そのことによって自国を滅亡させることになるでしょう。もう、実際には戦争はできない状況にあり、超大国の「先制攻撃」が最大の危険となっているのです。

④私は明日、十数名程の主婦の飲み会があります。そこでも9条問題について話をしたいが、そのうち三名程が9条問題に気付いていて、きっと議論になると思うのです。どう広げたらよいですか。

(鳥生)

現在、新聞等を通じて9条改正反対の国民の声が大きく伝えられていません。

9条の会は、その代わりの役割を担おうとしているのです。しかし、それだけでは足りません。一人一人が、地域で、各職能の人で、周りの知り合いの方々に拡げていかなければなりません。

国民の多くが、一致して、9条改正反対の声を掘り起こし、これをつなげていくことができるかどうかです。皆さんが話せば話すほど、広がっていくはずです。

明日の「飲み会」では、以上申し上げたことをもって、お話していただき、理解を広げ、9条の改憲に反対する立場に一人でも多く賛同してもらうよう働きかけて下さい。

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2005年4月14日/北法律・九条の会 第1回学習会

≪第一部≫講演 危険な「憲法改正国民投票法案」の上程と
≪第二部≫「九条の会 運動の進め方」の討論会

(2005年4月14日 北法律・九条の会 第1回学習会の内容)

≪第一部≫危険な「憲法改正国民投票法案」の上程
講師 鳥生 忠佑 弁護士が国会上程の阻止を訴える

講演の要旨は、次のとおりでした。

いま、憲法改正の策動が行われているなかで、最も危険な事態は、さし迫っている自民・公明の与党と民主党が国会上程を合意している「憲法改正国民投票法案」の国会上程の動きです。

「憲法改正国民投票法案」とは、憲法96条が定めている憲法改正手続きを具体的に実施するための法案のことですが、憲法96条は①憲法改正案を国会で発議するには、衆・参議院とも3分の2以上の賛成がなければ発議ではないこと、②しかも、発議案は最終的に主権者である国民の承認がなければ憲法改正は成立しないこと、③その国民の承認には国民投票で過半数の賛成を受けなければならないこと、と定めています。

日本の憲法が定めている以上の改正手続は、世界的に最も厳格なものです。それは、日本の憲法が9条で侵略戦争は二度と行わないだけでなく、これを保障するために一切の戦力を保持しないことを誓い、国の交戦権まで放棄することによって国際的にも相次いで起こした戦争を謝罪し、今後を誓約したことにより、これを改正することに厳格な制約を加えた結果なのです。

しかし、自民・公明の与党と民主党は、昨年12月与党で合意した国民投票法案を基礎として検討することにしており、その内容は現憲法が最後を迎えるときに、憲法96条が主権者の意見の表明を十分に聴取するよう定めた規定に反し、むしろまだ憲法改正案すらできておらず、したがって内容を十分に理解できないうちに、手続きのみを先に決めてしまおうとするものです。

しかも、与党案の内容は、とくに国民の運動を厳しく規制する点で、主権者の意見を圧殺しようとするものであり、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどマスコミを規制することで国民の意見表明を抑圧する不当なものです。

そのうえ、投票には「×」印方式を導入し、改正案を一括で投票に付し、また過半数の基準を有効投票に置くなど、意図的に改正意見を通しやすく工作することができる方法も導入されています。

このような手続きの法律は、憲法改正案すらできていない現在、法案化する必要が全くありません。むしろ、手続き法のみを切り離して、こっそり通してしまおうとすることは、いざ国民投票となったとき、国民が意見も言えない状況をつくってしまおうとする点で、危険なものとして国会上程を阻止しなければなりません。

皆さん、憲法9条を守るためにも、このような危険な憲法改正国民投票法案の国会上程には、強く反対しましょう。

≪第二部≫「九条の会 運動の進め方」の討論会

第一部の講演会に続いて、第二部の討論会が開かれました。

これは、九条の会運動がこれまで経験したことのない大きな運動であるため、何を目標に、どのような形態で運動を進めるべきか、掘り下げて考えてみる必要があるからです。

Ⅰ 北法律・九条の会 事務局長青木弁護士が、次のとおり問題を提起しました。
問題の提起

この運動を創始した方の書物によれば、以下のとおり説明されています。

「2004年の参院選で投票した人約6000万人のうちで、憲法9条を擁護する意思をもった人たちが、各種の世論調査から考えて3000万人います。しかし、護憲を党是とする政党に投票した人は300万人だから、2700万人は他の政党に投票しています。この人たちの声を、緩やかな形ででも声にしていくために、どのような運動をしたらよいのか。九条の会の呼びかけが目的にしているのは、日本の総人口の1億2000万人でいえば6000万人という社会の過半数の人たちが、何らかの形で自分たちのもっている潜在的な声を、社会の表面に表していこうという運動です。」

このような運動としては、会への「入会」にはこだわらずに、「九条の会」への賛同者を募る運動をする。さらに、具体的行動・運動として、自分の言葉で九条を語り、賛同を訴えること、九条の会のリーフレットを知り合いに配ること、九条の会のリーフレットを家に貼ること、「九条せんべい」や憲法前文が印刷されて「風呂敷」等のグッズを使って広めることも大切です。北法律・九条の会としては、九条と前文だけを記載した「リーフレット」を作成するとともに、今後の行動・運動の報告を随時「北法律9条の会通信」に載せるなど予定しています。

Ⅱ 以上を受け、討論として、会場から多くの意見が出されました。
その一部、5人の方のご意見を紹介します。
意見の表明

①先日駅前でビラ配りをしたが、そのままではほとんどの人が受け取ってくれませんでした。しかし、ティッシュと一緒に配ると受け取ってもらえました。そもそも、この運動を知っている人はビラを受け取ってくれるが、知らない人は受け取ってくれないのではないか。

②憲法と戦争の悲惨さを一人でも多くの人に話す必要があるのではないか。若い人は関心が薄い。しかし、話をすると必ず分かってくれます。友達だとか親戚だとか、毎日毎日いろんな人と接触するのだから、その機会をとらえて時間のある限り、この問題を分かってもらえるようにお互い皆努力する必要があるのではないか。

③九条を守る十条の会として、3月10日と4月9日に十条駅で駅頭宣伝をしました。その際、なるべく目立つ宣伝をしていこうと考えました。1回目はたまたま60年前の東京大空襲の日であったことから、そのひどい大空襲のことを訴えました。手製ののぼり旗を立てたが、これが目立ちました。この成果もあり、ビラの受け取りも良いものとなりました。
2回目は、十条銀座の商店街で行いました。ビラを配りながら、この北区がどのように空襲を受けたかを、戦災地図を拡大コピーをしてパネルを作って、視覚的に訴えました。人だかりもできました。九条反対のシール投票なんかもしました。
普通のおじさん、おばさんがしているんだよ、特別な人間がしているのではないんだよ、という普段着の活動であることを訴えることを心がけました。
今後、十条の会のシンボルマークを作ろうとしています。

④集会にあたって、憲法がこれまでどのようにして平和で安定した国民生活を支えてきたかが分かるビデオがないか。20分くらいの短いものでいいから、9条の大切さが分かるものがないか。今日の鳥生先生の話を20分程度のテープにできないか。 署名簿的な賛同者名簿がほしい。もっと大勢の人に賛同してもらうためには必要です。その署名簿をもって地域を回りたいと思います。

⑤社会の過半数の世論を変えるという、今までにない、はじめての運動です。北区民は30万人いますが、そこには保守も革新もいろんな考えの人がいます。そういう人が憲法九条を変えるのはまずいのではないかと一緒に思ってもらうように対話を進めていく必要があります。例えば、「カンパ」、「改悪」などの言葉も気を付ける必要があります。

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2005年1月27日/新春セミナー

憲法「改正」の本音はどこにあるのか
―憲法9条を守ろう、その意義と役割―

(2005年1月27日 新春セミナーにおける講演の内容)

憲法「改正」の本音は、軍事同盟を含む軍隊と海外派兵の公認にある
講師 弁護士 鳥生 忠佑

今年の北法律新春セミナーは1月27日北とぴあで開催され100名に及ぶ多数の出席のもとで、講師の鳥生弁護士が今日進行している改憲の「本音」について分かりやすく次のように語りました。

1 改憲の今日的状況

改憲をとなえる3党のうち、自民党は「新たな憲法をつくる」(全面改正)、民主党は「新しい人権を加える」(創憲)、そして公民党は「九条は堅持する」(加憲)と、各党の方針は未だバラバラの状態です。
このため、今年11月には党の改正案を公表したいとする自民党の線に、他の党の議論の体制と国民世論を誘導するため、新年早々から財界3団体会長の発言、中曽根、鳩山各改正試案の公表を行い圧力をかけています。
この動きからすると、改憲の「本音」は、日本が①軍事同盟(日米安保条約)を含む自衛権を持つことを公認すること、②それを海外に派兵できるようにすることの2点です。
それで、憲法9条をどうしても改憲しなければならないのです。

2 改憲側の障害も多い

しかし、このような改憲を行うには、多くの障害があります。3党の中でも先の① 全面改正か、部分改正か、②自衛隊の存続か、自衛軍への格上げを行うのかの対立があるうえに、3党それぞれの改憲案を公表すればする程国会で統一させ、一本化した改憲案を発議することを困難にする障害を負っています。
また、統一改憲案ができても、それが最終的に国民投票にかけられ、主権者である国民の過半数の賛成を得られるかどうかの障害が最も大きく立ちはだかっています。
したがって、今回改憲の機会に改憲を果たしたいと宣伝しても、9条の改憲には高いハードルがあり、全国的な「九条の会」の運動の広がりによって、これを阻止することは十分可能な情勢なのです。

3 改憲で狙っているもの、重点

改憲の本音が9条にある他、今回の改憲で狙っているその他の重点は次のとおりです。

ア 憲法から立憲主義の性格を消失させること
憲法から立憲主義の性格を失わせ、単なるルールに性格変更することです。(立憲主義とは、憲法が国の権力行使を制限し、国民に権利を保障したもので、その基本性格をいいます)。これによって、今後行う憲法改正の際には、国民投票を行うことを削除したいと憲法の改正手続を改憲するものです。

イ 憲法9条と国連憲章との根本的相違点を無視すること

憲法も国連憲章も侵略戦争をともに禁止しています。しかし、自衛のための戦力を含めて一切の戦力を持たないとしたのは日本の憲法だけで、憲章では軍隊を持つことまで禁止していません。

したがって、憲法9条の方がはるかに進んだ憲法なのです。

しかし、民主党をはじめ、自民と公明党もその根本の相違点は注目せず、憲法が各国が軍隊を保有する憲章と同格であるかのように、その相違点を無視しています。
これは、日本を「普通の国」にするのに都合が良いからです。

ウ この機会に、自衛隊が憲法違反であることを救済すること

自民党はこれまで、専守防衛だから世界有数の戦力を自衛隊が保持していても、憲法上自衛権があるとの理屈で、憲法に違反しないと言い張ってきました。

しかし、イラクに派遣したことで、「専守防衛のための戦力」では押し切れなくなり憲法改正のこの機会を利用して、自衛隊(又は自衛軍)を憲法上公認したいとしているのです。

エ この他、ついでに基本的人権の削除することなど

自民党の改正案では、9条の改正ができるなら、ついでに国民の幸福追求権(13条)、法の下での平等(14条)、男女両性の平等(24条)など憲法が保障している基本的人権の条項を削除し、福祉の担い手として家族を単位とし、女性の負担がより多くなる社会を造ろうとしています。

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