北法律・九条の会

東京北法律・九条の会:これからの予定 2014.1120

もう3年8ヶ月が過ぎました。
原発事故の基本問題に対処できない東電と国に、いま何が必要か

「事故による放射線の収束と原発の解体、
居住者と避難者への完全な賠償、汚染水の流出など、
基本の問題すら解決できない福島のいまに、
どう対処すべきか」

日時:2014年11月20日(木曜日)
場所:北法ビル3階 会議室

   (JR京浜東北線王子駅「北口」・
    地下鉄南北線王子駅/徒歩5分、北区役所向かい)

(1) 午後6時から6時50分:DVD上映

  「あやまれ つぐなえ なくせ原発・放射能汚染
   いわき市民と避難住民のたたかい~」

(2) 午後6時50分から8時20分:講演

  「原発震災から3年半、福島はいま」
   講師/伊東 達也 さん
      (いわき市民訴訟原告団長、浜通り医療生協理事長
       原発問題住民運動全国連絡センター代表委員)

(3) 午後8時20分から8時50分:補充報告

   弁護士 坂田 洋介(福島原発被害弁護団)

 東電福島第1原発の事故は、すでに3年8ヶ月経た今日でも、福島の子どもは学校を奪われて、県内外の多数の地に分散させられたままです。強制避難地域は約1,000?で、依然、東京都の約半分の広さのままです。避難した者は生活手段を奪われ、人生を根本から狂わされ、今日なお12万7500人が日本の各地で苦しんでいます。
 福島県内の大部分の地域は、依然として、自然放射線量を超える原発からの放射線にさらされており、住民は苦しみと不安、ストレスの中で暮らさざるを得ない事態が続いています。
 このような状況の中で、最も大切な被害の回復でも、これまで「摘まみ食い」に等しい東電と国の方針を脱そうと、裁判で地域にとどまる被害者訴訟と全国に広がった避難者の訴訟を個々に起こしてきましたが、福島においてこの二つの訴訟と運動を初めて一体化し、運動の強化によって被害者を全国的にも広く救済していく動きが始まっています。ご注目ください。
 すでに勝ち取った、大飯原発差止め判決や、福島避難自殺者救済判決を土台に、東電と国に対し、原発対処の基本方針について根本から変更を迫る裁判と運動となるようご支援ください。
 今回の企画は、講演によって、置き去りにされようとしている問題の「福島のいま」をお伝えし、弁護団が撮影したDVDによって「福島のいま」の姿をお知らせします。そして、裁判の現状を担当する弁護士がお話しします。
 このような段階にあるのに、東電に依存したまま国が全面的に被害者と向き合わず、むしろ国は、国民と真逆の原発再稼働と原発輸出に踏み出していることに、いっそう強く反対するものです。

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