北法律・九条の会

2015年9月10日:DVD上映と意見交換<無料>

米軍と肩代わりしたデンマーク兵のアフガン基地「アルマジロ」で、日々 生死の境で起こっている実際の状況は、この映画にみられるものである。
安倍首相の後方支援・兵站に関する答弁は真実では全くない。

日時:2015年9月10日(木曜日)午後6時から

場所:北法ビル3階 会議室
  (JR京浜東北線王子駅「北口」・地下鉄南北線王子駅/徒歩5分、北区役所向かい)

(1) 午後6時~7時50分:DVD上映

 「アルマジロ・アフガン戦争最前線基地」
 -2010年カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリ、2012年国際エミー賞最優秀編集賞など多数受賞-

(2) 午後7時50分~9時:意見交換(感想、安倍政権の退陣など)

 異常な夏の暑さとともに、安倍首相がめざす国会会期末(9月27日)までの強行策を如何にして封じ、安倍政権を退陣させられるか。今日、日本は歴史的に大きな岐路を迎えています。
 安倍首相は、「戦争」を新たに「武器の使用」と言い換えて、「戦争法案」そのものの名称まで真実を隠して、国民の反発を弱めようとしてきましたが、戦争の実態までごまかした結果、法案の内容がますます国民の理解から遠ざかっています。それが、参議院に至っては、「米国の戦争に巻き込まれることは絶対ない」とか、「徴兵制は全くあり得ない。今後もない」とか、「専守防衛はいささかの変更もない」などと公言し、これまで自分自身が憲法九条を拒否してきた張本人であるのに、まるで今や憲法に助けを求めるかの如く、根本から矛盾した発言と豹変した態度をとっています。
 安倍首相のこのような人格上の混乱は、毎日のように高まる「アベの政治は許さない」、「安倍首相は退陣せよ」との、主権者国民の声が、高校生のデモまで及んで国中で盛り上がりと継続を示しており、この結果、安倍政権の支持率が大幅に低下し、不支持率が大幅に増えつつあることに、焦りが大きく出ていると見てとれます。
 もう一歩です。皆さん、主権者である私たち国民の反対する力を発揮していこうではありませんか。
 今回の北法律九条の会の企画は、このもう一歩、主権者の声を高めるために、「後方支援」とは実際にはどれほど酷い日常であるのか、アフガニスタンで、米軍と肩代わりしたデンマーク兵の偵察基地「アルマジロ」に、7ヶ月もの間、密着して収録したドキュメント映画を上映します。現代の紛争の実態として、前線・後方の別はなく、同様の戦闘が行われていることが真実です。
 デンマーク人のヤヌス・メッツ監督は、日本に向けて広げるのと同時に、日本人への呼びかけの言葉として、次のように述べています。「日本人は過去の戦争を通じて、戦争に参加することが何を意味するか分かっていると思う。忘れているなら、思い出し、議論すべきだ。そうすれば、政治に対して責任ある行動をとれると思う」と。 
 なお、この「アルマジロ」は、日本共産党委員長志位さんが、かつてこの映画を見た「体験」を、先の国会質問に生かし、安倍首相を問い詰めて、「後方支援・兵站」と「戦争との一体化」を明らかにしたものでもあります。ぜひ、ご参加ください。皆さんのご来場をお待ちしています。

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