北法律・九条の会

参加者の声

寄せられたご意見・ご感想・ご体験など

2019年2月7日(木)
新春セミナーと懇親会を開催いたしました。

講演「国家権力とメディアの関係はどうあるべきか ~安倍政権の暴走を食い止めるために~」
講師 望月 衣塑子さん

 2019年2月7日新春セミナーを北とぴあ天覧の間において、東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんをお招きして、講演会を行いました。
 当日は、100人を超えるご参加がありました。参加者の皆さんからの感想をご紹介します。

(望月さんの)著書「武器輸出と日本企業」(角川新書)を読んでおり、官邸記者会見での菅官房長官への鋭い質問で切り込み、官邸側から煙たがられての申入れに対して、新聞労連の抗議の声明が出される事態になっている。
その勇気に励まされています。

(葵生川玲さん)

私は敗戦時、国民学校5年生(10歳)。
本郷区の国民学校から、父母の郷里・彦根近郊に縁故疎開をして終戦を迎えました。 
戦後の生活は食べるのが精一杯。戦争をどれ程恨んだ事でしょう。母に「なぜ戦争に反対しなかったか」とせまったものでした。
戦後70数年、戦争する国にかえようとしている今、危険なアベ政権の正体を、一人でも多くの人々に訴えねばと微力ながらがんばっています。
国家権力に、真っ正面から向き合い、闘ってっていらっしゃる望月記者に心から敬意を示したいと思います。

(佐藤さん)

2018年2月15日(木)
新春セミナーと懇親会を開催いたしました。

講演「安倍改憲で、憲法と自衛隊の関係は、どうなるか」
講師 青井 未帆さん

 2018年2月15日新春セミナーを北とぴあ天覧の間において、学習院大学大学院教授の青井未帆さんをお招きして、講演会を行いました。
 当日は、100人近いご参加がありました。参加者の皆さんからの感想をいくつかご紹介します。

憲法改正論議の現況がわかって、頭の整理ができた。
懇親会の時、青井先生とは、同じ学会(日本公法学会、日米法学会)に加入しているので、話がはずんだ。日米法学会とは驚いた。

(匿名希望)

青井先生のお話はとても分かりやすく、勉強になりました。
特に加憲について。憲法には権力を分割し、権力を統制する重要な役割があり、その憲法に自衛隊を明記することは、自衛隊を特別扱いする根拠を与えるということ。
加憲しても「何も変わりません」というのは大きなウソ。
そもそも何も変わらないのなら変える必要がない。
本音を言わずにあいまいな空気をつくって改憲をしていく。
重要な問題を、語らずに黙って変えていこうというのは、おそろしいことだなぁと思いました。

(久保谷さん)

知らない話を沢山お聞きでき、本当に、今、何とか声を上げなければ、ひどい日本国になってしまうのだと、恐ろしく思いました。
わかりやすいお話、ありがとうございます。
改めて資料をきちんと読み、ネットでも調べ学習し、自分が動けることを致します。

(藤澤さん)

2017年2月16日(木)
新春セミナーと懇親会を開催いたしました。

講演「変える-政治は変えられる」
講師 諏訪原 健さん

 2月16日新春セミナーを北とぴあ展覧の間において、シールズ(自由と民主主義のための学生緊急行動)の創設メンバーである諏訪原健さんをお招きして、講演会を行いました。
 当日は、たくさんのご参加があり、参加者の皆さんからの感想をいくつかご紹介します。

新春セミナーに参加させていただき、ありがとうございます。
金曜日の脱原発集会から国会周辺に通い続けて、いつの間にか、若者のラップ調コールに引き込まれていました。気がついたら国会前は「ひろば」そのもの。居ても立っても居られない思いで、いつもの場所に立っていました。
「大人の皆さん、どの政党に投票しても同じだ、と諦めないでください」と大汗を流して訴えていた幼顔の学生を忘れられない。「誰の子どもも殺させない!」全国から駆けつけてきた若者やママ達は、それぞれの自分の言葉で、ビール箱の上に立ち、訴え続けました。そして、学者・弁護士・元最高裁判事・元官僚・あらゆる層の識者を動かし、国会内の議員に響かせたのです。
「民主主義って何だ」「これだ!」諏訪原さんの言う「人から人へ」は「諦めたくない」のエネルギーの持続あってです。「ひろば」の現場で若者からたくさんの「希望」をもらいました。
それにしても「共謀罪」は、何がなんでも強行採決を許してはならない。

(佐藤さん)

とても熱いお話しで、集中して聞きました。
私にもやれることがある!と強く思います。

(加藤さん)

2016年11月25日(金)
第51回記念企画:映画「不思議なクニの憲法」の上映・監督の講演と意見交換を開催いたしました。

映画「不思議なクニの憲法」上映会

 北法律九条の会では、第51回記念企画として、11月25日映画監督の松井久子さんにお話をしていただき、その後に「不思議なクニの憲法」の上映会を行いました。
 当日は、たくさんのご参加があり、参加者の皆さんからの感想をいくつかご紹介します。

改めて勉強になりました。ジブチの事など、知りませんでした。「報道や教育の場に中立などない」とは、その通りだと思います。

(栗林さん)

メッセージがはっきりしていて、分かりやすく、私たちの背中を押してくれた。

(高柳さん)

知らない歴史も多いし、「日本国憲法」をじっくり読んでみようと思いました。  
憲法24条も読んでみたいです。

(清水さん)

「不断の努力を普段からする」「自分のことばで語る。」
「自衛の戦争か、侵略戦争かは意味がない。」
「あきらめることはない」「戦争のときはもっと大変だった」ということは、本当にそうだと思いました。
20人まで1万800円でDVDをお借りできるとのことで、上映会をやりたいと思いました。

(田中さん)

2016年6月3日(金)
第50回記念企画:講演「報道の自由が失われれば、国民の知る権利はどうなるか」と意見交換を開催いたしました。

講演「報道の自由が失われれば、国民の知る権利はどうなるか」

 北法律九条の会では、第50回記念企画として、6月3日にフリージャーナリストの斎藤貴男さんをお招きして、講演会を行いました。
 当日は、たくさんのご参加があり、参加者の皆さんからの感想をいくつかご紹介します。

とても参考になりました。消費税を3年延期することで、新聞社が政府にご機嫌をとることになるとは、目からウロコでした。

(豊﨑満さん)

かねてより斎藤貴男様の講義を聴講したく考えておりましたので、大変有り難うございます。
日常耳にすることの少ない、報道現場からの観点によるお話しを伺うことができました。

(匿名希望さん)

いつか来た道にならないよう、ジャーナリストの信念・矜持を持って頑張りを期待したい。叱咤激励のため、今日は一冊本を購入して帰ります。

マスコミと政界・財界との結びつき、戦前のマスコミが部数獲得のために、大本営発表に追随あるいは民衆を戦争にかりたてていった時代を思い起こさせる、いやな時代になっている。

(菊地さん)

とても良かったです。
斎藤さんには、これからもぜひ頑張ってほしいと願っています。いろいろ大変ですが。

(田中さん)

2016年2月19日(金)
東京北法律事務所 北法律・九条の会/「新春セミナーと懇親会」を開催いたしました。

講演「いま日本に、新たな民主主義の大きな運動が生まれている。それを今後いっそう発展させよう」

東京北法律事務所・北法律九条の会共催で、2月19日に、慶應義塾大学の名誉教授で弁護士の小林節さんをお迎えして、講演会を行いました。
 当日は、130名を超える参加があり、盛会に終わりました。参加者の皆さんからの感想をいくつかご紹介します。

噛み砕いた表現でわかりやすかった。先生の「アベ政治は暴走しているが最後は民意の力」の言葉は心強い言葉でした。
自身ももっと外に出て2000万人署名を集めなければと考えました。

(伊藤さん)

ファシストの安倍政権を打倒するには野党が共闘することを強く望んでいますが、キメ手は民意の力しかないことを確信しました。そのための小林氏のご努力が伺えて嬉しかったです。日本の知力、デモクラシーは“たしか”ですネ。
9条を守り、日本を世界でも普通の国でなく、特別な国であり続ける大切さも解りました。
引き続き、運動を強めていきます。この様な企画をありがとうございました。

(上野やす代さん)

お話を興味深くききました。安倍の戦争法案よりも危険なのはファシズム志向だと思います。
最近の放送への恫喝(おどしあげ)が、その明白な証拠です。
悪法と、ファシズムが協力しないよう憲法を守りたいものです。

(長谷部さん)

飾り気のない正直なお話し振りで、とても面白かった。今後もぜひぜひ発言を続けて、世の中に影響を与え続けて下さい。

(髙橋さん)

2015年9月10日
第49回企画:DVD上映「アルマジロ-アフガン戦争最前線基地」と意見交換を開催しました。

 北法律九条の会では、第49回企画として、9月10日に、DVD「アルマジロ-アフガン戦争最前線基地」の上映会を行いました。
 当日は、たくさんのご参加があり、参加者の皆さんからの感想をいくつかご紹介します。

戦争は、「やられる前にやらないと」ということが実感でした。人間性を失ってしまう戦争はゼッタイ反対です。
鳥生先生と坂田先生に話していただいたことは今回参加して良かったです。ますます頑張って反対していこうと思いました。

(高橋さん)

人を殺してはならないという価値観の中で、戦争で、合法的に人殺しをすることになれば、人格も壊れていくのだと思います。
鳥生先生のお話は、とても良かったです。 

(豊﨑 満さん)

彼らは地球の裏側まで行ってまで、それが何の為かわかっているのだろうか。
「戦争法案」が通れば日本人も地球の裏側まで行く、自国の安全に関係のない戦いに巻き込まれ、死者も出るだろう。
何としても、廃案にしなければいけないと思う。
日本の政治の現状についての理解を深めることができました。

(菊田 安一さん)

戦争法案が成立しそうな今、今後どうなるか、私たちは何をすればよいのか、ヒントをいただきたく思いました。まだまだやれることがあるとの北法律の先生方のお言葉に勇気をいただきました。

(金井 加津美さん)

2015年6月12日
第48回企画:講演「改定された『日米ガイドライン』とは何か」を開催しました。

 北法律九条の会では、去る6月12日、名古屋学院大学准教授で、「戦争をさせない1000人委員会」事務局次長の飯島滋明さんに、「改定された『日米ガイドライン』とは何か-そのもとでの『戦争立法』の強行は、何を意味するのか-」と題して講演していただきました。
 当日は、たくさんのご参加があり、参加者からの積極的な発言もたくさん出て、有意義な会をもつことができました。参加者の感想をいくつかご紹介します。

日米安保との関係、日米ガイドラインの変遷、日本の指導者が何故戦争を出来る国にしたいのか、今こそ、誤った判断をさせないよう世論を盛り上げることが大事かと思います。

(菊池さん)

知らない内にひたひたと戦争のできる国にしようとしている一部の人間がいることを知りました。
国民は声を挙げて、政権交代を実現させないと、と痛感しました。

(青柳 澄明さん)

2015年2月20日(金)
【北法律九条の会10周年記念】
東京北法律事務所 北法律・九条の会/「新春セミナーと懇親会」を開催いたしました。

講演「総選挙の結果を踏まえ、憲法九条運動の今後について」

 北法律九条の会では、去る2月20日北とぴあ天覧の間において、「九条の会」事務局長の小森陽一さんに「総選挙の結果を踏まえ、憲法九条運動の今後について」と題して講演していただきました。
 当日は、たくさんのご参加があり、小森さんのお話がとてもわかりやすく、おもしろかったとご感想をいただきました。参加者のお声をいくつかご紹介します。

小森さんのユーモアを含めたお話は、実にわかりやすかったです。もう一回お話を聞きたいです。
戦後70年、あの戦争の体験者も少なくなっています。でも、直接ドンパチ経験はないけど、その後の食糧難の経験は私たちも語れます。自分にとっての戦争体験をもっともっと語っていかなければならないと思いました。

(老田 靖雄さん)

「自分の足元をかためる」という指摘に大いに同感しました。
コツコツと回りの人に訴える必要がある。それが積み上がって世論の力が出るのか、楽して世論がついてくるはずもない。
小森さんの実践行動を聞いて、講演しているだけではないのだなぁと、こちらがはずかしい。

(伊藤さん)

日頃の北法律の取り組みに心から感謝しております。北法九条の会のますますの発展を御祈念申し上げます。
私も時々駅前宣伝で九条運動をしていますが、無関心な人々が多いのに驚いています。地道な運動を続けていくことが大事だと思います。

(小川 延男さん)

とても良いお話でした。特に小森先生が近所の家をまわり、説得した話に感謝。私も町内をまわり、影響力を広めます。

(河合さん)

2014年11月20日
第47回企画(北法律九条の会 創立10周年記念):「DVD上映と講演」を開催しました。

北法律九条の会では、11月20、第47回企画のDVD上映と講演会を開催しました。
たくさんの方にご参加いただき、感想が寄せられましたので、いくつかをご紹介します。

原発事故の実態と被災者の苦しみの深刻さがよく分かりました。東電と国の無責任な態度をなんとしても改めさせないといけないと痛感させられました。運動の課題も示され、このDVDを多くの九条の会で上映して、運動の発展につなげたいと思いました。

(古屋 孝夫さん)

私自身も、時の経過と共に、東北震災を忘れつつあったのが、本日のDVDを観て、まだまだ問題が山積みであることを認識しました。本日のDVDはほんの一部にすぎないのでしょう。

(池田 満さん)

この話を聞いたら、絶対原発の再稼働はできないはず。福島の「視察ができる」ことも知った。訪ねてみたいとも思うし、多くの人に伝えていきたい。福島がこんなにひどいとはまったく知らなかった。近くの人に話をしていきます。
もっと多くの人に聞いてほしかったし、もっと聞きたかった。時間がなく残念。

(匿名希望)

報道に出ていない事、また事実でないことが伝わっていることに驚きました。

(片岡 敏美さん)

私たちは福島を絶対忘れないからね。
これは私達のこと、日本のこと、世界のこと、人類のことだからね。

(匿名希望)

 なお、当日上映しましたDVD「あやまれ つぐなえ なくせ原発・放射能汚染~いわき市民と避難住民のたたかい~」は、ご希望の方に無料で貸し出します。また、ご希望の方には、1000円で販売しています。事務所までご連絡ください。

ダイジェスト版は、youtubeで観ることができます。ぜひ、下記を開いてご覧下さい。
 https://www.youtube.com/watch?v=fPhgCxBPn_w

2014年9月5日
第46回企画(北法律九条の会 創立10周年記念):「講演と徹底討論」を開催しました。

北法律九条の会では、第46回企画として、去る9月5日、北法ビル3階で
「9条の解釈改憲と閣議決定は憲法違反であり、廃止を求める」と題して、
鳥生忠佑弁護士の講演会を開催しました。続いて、講演の内容に関する感想・質問など、たくさんのご意見が出されました。
大きく盛り上がった参加者の感想の中から、いくつかをご紹介します。

集団的自衛権行使容認閣議決定の違憲の構造と、それがねらいとするものについてよく分かりました。暴走する安倍政権を退陣させる闘いに、1人でも多くの人に呼びかけて早期に実現することに努めたいと思います。
徴兵制の問題が出されたことは重要な点と思います。

(古屋 孝夫さん)

集団的自衛権については、断片的な知識しか持っていなかったが、今回の講演では整理された内容だったので、理解が深まった。今後は幅広い活動を通して、「閣議決定」が具体化されることのないような運動が必要になる、と強く感じた。

(本城 謙さん)

憲法について、マグナカルタ・権利の章典などの歴史的なことがわかり、新鮮だった。

(伊藤 幸雄さん)

2014年4月24日
第45回企画:「100,000年後の安全」(DVD)上映会の反響について

 北法律九条の会では、これまでに続く第45回企画として、市民に呼びかけ、去る4月24日、北法ビル3階で「100,000万年後の安全」の上映会を開催しました。その大きな反響をお伝えします。

 まず、これを見た者は、原発とは、一度稼働(臨界状態)を経たら、最終処分となった後さらにその後「10万年後」になっても、放射能が人間の人体に被害を与え続けるものであり、さらに、最終処分場を建設してもなお人間の生存に被害を与える心配があるという事実の重みに圧倒されました。
 このショックを受けた当日の参加者は、その後の意見交換の中で、次々と自分の意見を述べられました。その内容は、10万年後まで「日本自体」が存在するであろうか、また日本には「オンカロ」を作る地震と火山の危険のない地域が果たして存在するか、などでした。この結果、すべての発言は原発再稼働に反対する声が集中しました。
 北法律の鳥生弁護士が、「小泉元首相が自分の考えを反省し、原発推進から原発ゼロに転換して、今日活動するまでになったのは、この映画を見たことが契機となったのです」と紹介すると、参加者の方々は「そうでしたか」といっそう強く大きな反応を示されたのでした。

 大きく盛り上がった参加者のお声を、紙数の関係で、次にいくつかご紹介します。ご覧下さい。

50年後のことは考えられても、200年後、300年後のことは考えられない。映画が語っているとおりですね。1000年後、1万年後のことは分かりすぎるほど考えられない。危険を危険と伝え続けることもできない。やはり今すぐやめるしかない。原発の恐ろしさを世に知らしめるすばらしい作品。

岩山真一さん

この映像をみたら、ぜったい安全ということがないとわかりますね。
原発が今だに安全という人がいるなら、この映像を見てから、考えて言ってほしいです。

匿名希望

DVDを見て、今さらながら、核廃棄物のコワサに驚いた。

匿名希望

(注)
 この映画を見逃した方で、上映会をもう一度希望される方は、北法律へその旨を電話・FAXでお寄せ下さい。

2013年9月27日
「『ストップ戦争への道』の上映と皆さんの討論の夕べ」を開催しました。

DVD「ストップ戦争への道」の上映のあと、
集団的自衛権行使の解釈変更について討論会を開催しました。
参加者の感想をご紹介します。

大変に熱心な議論で、心を強くしました。若者に議論に参加してもらうことが、本質的に重要です。それに有効な公布手段の探求が必要です。

色々なご意見、参考にさせていただきますが、「命」の大切さをもっと重きを持ちましょう。若者がいないとなれば、家族も説得しましょう。教育は学校ばかりではないと思います。隣国との関係:足を踏まれた方の痛さはわからない。

そもそも「自衛権」というもの自体がおかしいと思う。
「紛争を解決する手段としてはこれを行使しない」という憲法がある。紛争の原因そのものをなくしていく(外交手段・文化交流etc.)ことが大切であるという意見に深く納得した。

とっても良い議論で頭が整理できました。また積極的に参加したいと思います。ありがとうございました。

2013年5月17日
「高まる憲法改正の動きと改正の重点-市民の立場で、どのようにして、阻止するか-」を開催しました。

講師:高田 健さん

参加者の感想をご紹介します。

96条・・・なぜ、3分の2でなければならないか。わかりやすく、納得できる説明であった。
立憲主義、与党だけで改憲できないよう、野党(少数党)の同意を得ない改正は不可としているという点、他国での例も参考になった。

(伊藤 幸雄)

大変にわかりやすくて良かった。
アジア各国の市民運動、平和協力の必要性を改めて痛感した。
「日本国憲法の九条が変わると、世界が変わる」二重に重い言葉であった。

(大木 惠美子)

大変勉強になりました。憲法をめぐる問題は大きな危機に直面していると同時に、安倍内閣の立場が世界でも国内でも厳しい批判にあい、深刻な矛盾に陥っていることも確信になりました。
あとは来るべき選挙ではっきりとした審判を下すことだと思います。

(野々山 研)

2012年10月19日
「原発ゼロをめざす太陽光発電の賢い選び方、設置の仕方」を開催しました。

講師:都筑 建さん

参加者の感想をご紹介します。

電力を自家発電し、余った電力を売るというライフスタイルも選べる時代に本当に入ったのだと実感することができました。
講演を聞けてよかったです。どうよかったのかというと、これからは自然エネルギーがいいと頭では思っていても、エネルギー政策だとかエネルギー行政だとか、自分とはかけ離れた話で、かかわり方が難しい・・・と感じていたのですが、自分でもその気になれば電力をつくれるのだ、受ける側でいることもできるが、供給する側にも回れるのだと実感でき、電力がとても身近に感じ、発想の仕方がぐるっと変わることができたからです。

(久保谷 美幸)

具体的な設置法、価格、注意点が理解できました。大いに参考にしたいと思います。

(伊藤 幸雄)

自然エネルギーの基本的なお話しは大変学ばせていただきました。

(皆川 幸司)

太陽光で電気が発生する仕組みが良く分かり、良かったです。
日本国内での普及率が意外と多いと気がつきました。
エネルギーは何らかの形で必ず必要なものだと思うのですが、そのエネルギーはどれを選ぶのか、どれを組み合わせるのがいいのか、考えさせられました。今後の課題の一つかと思いました。

(匿名希望)

2012年7月27日
「講演と名画鑑賞のサロン(第40回)」を開催しました。

 2012年7月27日(金)午後6時から、北法律九条の会第40回企画として、講師の鳥生忠佑弁護士より「東電に責任を誠実にとらせるには、今何をすべきか」と題して、講演をしていただきました。 また、その後、ドキュメンタリー映画「チェルノブイリ・ハート」を鑑賞しました。「チェルノブイリ・ハート」とは、穴のあいた心臓を意味しており、放射線の影響で生まれつき重度の心臓疾患をもつ子ども達を取材した映画です。

参加者の感想をご紹介します。

1.講演「東電に誠実に責任をとらせるには、今何をすべきか」について
 今後のエネルギー問題 方向性はどうあるべきか良く理解できる講演でした。

2.映画「チェルノブイリ・ハート」について
 映画を観て、原発の再稼働を許してはならないことがはっきりと判りました。

(新沼 徳之進)

1.講演「東電に誠実に責任をとらせるには、今何をすべきか」について
 あまり関心の向かなかった方面での話で、本当によく東電の罪状がわかった。もっと知っていき、少しでも運動に関わらなければ。

2.映画「チェルノブイリ・ハート」について
 やがて、福島でも起こってくるのだろうか。そのことを感じて改めて原発事故の重大性を思った。本当に許せない。

(大木 武則)

2.映画「チェルノブイリ・ハート」について
 大ショックでした。罪のない子ども達が最大の被害者であり、しかも、それは、今日本でも現に起こっている。
 核兵器と、核の平和利用とは違うと思っていましたが、どちらも同じ事でした。

(大木 恵美子)

2012年5月22日
「TPPの本質と今後の動向」を開催しました。

講師:小倉 正行さん

参加者の感想をご紹介します。

わかりやすくまとめられていて、TPPの危険性が浮きぼりになりました。断固として阻止いたしましょう。

(匿名希望)

ありがとうございます。理解しやすく勉強になりました。
昔、帝国主義(第二次世界大戦)戦後、新植民地主義と言いましたが、TPPは米国の日本への押し付けは、真植民地主義と考えます。故に大反対です。

(小野 喜彦)

TPPは秘密交渉で、効力が発生した後も5年間はたとえ国会議員であっても知ることができない、担当者だけ中味を知る協定と言われています。だから、ひそかに事は進行しているだろうと推測します。

(匿名希望)

2012年3月9日
「法律セミナー 知っておくと安心です!「遺言と相続の話」」を開催しました。

参加者の感想をご紹介します。

大変参考になりました。早速、自筆遺言書の原案を書いて、弁護士さんに相談・確認して作成しようと思います。

知りたかったことが良くわかりました。大変役に立ちました。

「行き過ぎた平等」、「遺留分減殺請求」、「遺言書は自筆で15歳以上ならば書ける」など、今まで聞いた事、読んだ事のない点を知ることができて、よかったです。

遺言書は出来るだけ早く書いておいた方がよいということを初めて知ることが出来たので勉強になりました。
また、法律上15歳以上の人が遺言書を書けることも初めて知りました。遺言書の正しい書き方も分かって良かったです。

などの他に、同じ趣旨のものが多数寄せられました。

2012年2月10日
「新春セミナー「大震災・原発事故後の日本の行方と憲法の役割」

講師:渡辺 治先生

 鳩山から菅、野田へと3人の首相が替わったが、講演を聞いて財界の圧力によって政権がクルクル替わる理由がわかった。
 「反対するだけでなく、対案を示し運動をすすめる」ことの必要性は非常に重要なことと思います。
今回の企画(渡辺治先生の講演)は、とてもタイムリーで、時宜を得た内容と思いました。
 小さな法律事務所で、これだけの方々が参加していることは、貴事務所の普段からの地元との結びつきを感じ、弁護士と事務員の方々のご奮闘に敬意を表します。

(片桐 公男)

 大変勉強になり、また自信も持てたかなという気分になりました。ご案内お送りいただき、ありがとうございました。福島県出身の私は、何をおいても参加しようと決め、今日やって参りました。
 今年の正月は、約33万人の人達が、自身の家で正月を迎えられませんでした。その約半数の16万人位は福島の人々であり、それは、避難というよりは、原発難民とでもいうべき人達です。自分の家があっても帰れないのだから。私は、会津の方が田舎ですが、田舎からは農作物は収穫しても売れない状況が伝わってきています。
 これからの国のあり方、大変分かり易くお話しされ、確信になってくるようです。為政者に憲法を守らせることもやらねばならないことですが、憲法を実現していくことは、国民一人一人がみんな協力して具体的にやっていかねばならないものですね。憲法前文の結びで、日本国民は世界に約束したのですから(誰かがやってくれる訳ではない)。批判(反対)しているだけではダメですね。
 日本国憲法前文の結び「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」。このところ、いつも私は自分に言い聞かせています。

(福地 春喜)

 改革するための運動が始まっているようだ。若い人の力も原発問題をきっかけに動いている。
 何となく展望できるようないい話であった。あとは著書を読みたいと思います。

(伊藤 幸雄)

2011年5月27日
「講演と名画鑑賞のサロン(第34回)」

 2011年5月27日(金)午後6時から、北法律九条の会第34回企画として「東日本の地震と津波、そして原発の三つの大災害は、何にもとづき、どう解決すべきか――輝け9条・生かそう憲法の立場から、声を大きく出していこう――」を開催しました。まず、鳥生忠佑弁護士より「どうする、これからの日本」と題して講演をしていただき、そのあと参加者で「どうする、日本の抜本問題」と題して意見交換をしました。皆さん、原発問題にとても関心が高く活発な意見交換がなされました。

1.講演「どうする、これからの日本」について
 震災問題を民主主義と憲法の問題として掘り下げていただき、あらためて目を見張らされた思いです。

2.意見交換「どうする、日本の抜本問題」について
 放射線被曝問題は発言が集中して、この問題の関心の高さを示していると痛感しました。

(曽根)

1.講演「どうする、これからの日本」について
 憲法と災害原発の問題のつながりを理解できた。
 憲法を生かすことで、災害をのりこえる展望を感じた。
 しかし、憲法が生かされていないので、そういう現実の中で、「どう過ごしたらよいのか?」、疑問を感じます。

2.意見交換「どうする、日本の抜本問題」について
 放射性物質のいろいろな種類と被害について、マスコミでは聞けない情報が手に入って良かったです。

(千葉)

1.講演「どうする、これからの日本」について
 原発は放射性廃棄物という環境汚染物質を副産物として永久に出し続ける欠陥産業である。

2.意見交換「どうする、日本の抜本問題」について
 原発は即時廃止すべきだと思います。

(相田)

 意見交換の中で、北区でも放射線測定を行ってほしいとのご意見が多くありました。そこで、以下の「福島第1原発放射能の北区内測定開始と数値の公表について(要請)」を、北区長に対し、事務所として、要請しました。

2010年12月17日
「講演と名画鑑賞のサロン(第33回)」

 2010年12月17日(金)午後6時から、坂田洋介弁護士より「この1年、北法律九条の会の企画を省みて」と題して、1年間の活動について報告していただき、意見の交換をしました。

 続いて、古典落語「王子の狐」柳家小さん師匠のDVDを鑑賞しました。
 その後、榎本裕之さんにすばらしいギターの演奏をしていただきました。演奏曲は、「さくら変奏曲」「ひまわり」「グランホタ」など、すばらしい演奏に感動しました。

1.報告「この1年、北法律九条の会の企画を省みて」について
 その時々の問題事項を取り上げ勉強になります。

2.古典落語「王子の狐」(DVD)について
 「王子の狐」のタイトルはよく聞きましたが落語は初めて。内容も今日知りました。良かったです。

3.榎本裕之さんのギター演奏について
 人柄の伝わるいい演奏でした。心が和みました。
 ギターの音色は心に滲みます。
 プログラムの最後にしたのは良かったですね。

1.報告「この1年、北法律九条の会の企画を省みて」について
 何年ぶりだろうか。九条の会に出席したのは。
 赤羽会館で講演を聞いたことがあり、その後、案内が来るようになったのに、これからはなるべく参加しよう。

2.古典落語「王子の狐」(DVD)について
 たまには落語もいいですね。おもしろかったです。

3.榎本裕之さんのギター演奏について
 すばらしいギターの響き。一曲一曲に歴史がつまっているのですね。

1.報告「この1年、北法律九条の会の企画を省みて」について
 政治の動きが良く解りました。

2.古典落語「王子の狐」(DVD)について
 北区に住んでいて、知らない事がたくさんある事があらためて解りました。

3.榎本裕之さんのギター演奏について
 ギターの奥深さを楽しめました。
 暗い事が多い世の中なので、平和を考える上でも芸術文化は大切です。

2010年11月19日
「講演と名画鑑賞のサロン(第32回)」

 2010年11月19日(金)午後6時から、鳥生忠佑弁護士より「この目で見た60年安保闘争の意義と役割-国民が「主権者」であることに目覚めると、日本社会は変わっていく-」と題して講演していただきました。
 続いて、1969年製作の映画「安保闘争不滅の足跡」を鑑賞しました。

参加者の感想の一部をご紹介します。

1.鳥生忠佑弁護士の講演「この目で見た50年安保闘争の意義と役割」について
 先生の裁判官アカ攻撃に対する勇気ある行動に敬意を表し、そしてお話はとても分かりやすく、とても勉強になりました!ありがとうございます。
 そして今こそ、沖縄、日本人民のいのちと暮らしを守るため、統一戦線の再結成を!!

2.映画「安保闘争不滅の足跡」について
 不屈の闘争の記録。とても感動し、勇気づけられました。

(出口 勝)

1.鳥生忠佑弁護士の講演「この目で見た60年安保闘争の意義と役割」について
 安保反対国民運動が国会請願という方法で市民、労働者が統一運動を行ったという知識を授かることができてよかったと思います。今に続いていることなので考え続けていきたいと思います。

2.映画「安保闘争不滅の足跡」について
 迫力のある画像により安保の闘いを見ることができ、多くの学ぶ点がありました。現在の状況を考えるととても難しいと感じます。

(入江 庸行)

1.鳥生忠佑弁護士の講演「この目で見た60年安保闘争の意義と役割」について
 安保条約の成り立ちが良く理解できた。
また大きな問題と危険がまだ多く残っていて将来に向かって解消していかなければならないと思う。

2.映画「安保闘争不滅の足跡」について
 60年安保の時代はまだ子供でしたので、かすかに記憶がありました。映像で見ることができて良かった。

(匿名希望)

2010年10月22日
「講演と名画鑑賞のサロン(第31回)」

2010年10月22日(金)、文化人9人で始まった「九条の会」の事務局担当、そして長い間の市民活動家である高田健さんをお迎えして、「菅政権は国民の目線から見て、どこが問題か」と題して講演していただきました。

主催者側のまとめ

 高田さんの講演は、民主党内閣の各派のうち「凌雲会」のメンバー(前原・仙谷・枝野氏など)が中心を占めており、その意見で憲法改正論の民主党案をつくってきてきたこと、尖閣問題では菅政権はこの機会に米軍とその核抑止力を正当化するのに利用したこと、そして何よりも本年12月末までに発表される予定の「防衛白書」の内容は、これまでの「最小限の防衛力の保持」、「防衛費」GNP比1%以内としてきたことを打破し、また武器輸出三原則を修正し、さらに集団的自衛権の行使を禁じてきたこれまでの防衛方針を捨て、これを明確にするものとなるおそれが強いと強調されました。
 これらの指摘は、日本のアメリカへの従属をいっそう強めるものとして、私たち九条の会としても今後対処していかなければならない重要な問題として、理解を深めるのに役立ちました。

弁護士 鳥生忠佑

 前原外相の好戦的な発言の背後にある報告書の危険な内容が明らかにされ、大変勉強になりました。
 日本国憲法の全面否定ともいえるこの攻撃とどう闘うか、国民的決起が必要と感じました。

(姥山 順次さん)

 今日の高田健さんのお話とても良いお話を聞くことが出来ました。
 なかでも、アフガニスタンでの戦争に、日本は9条を持っている国なのだから仲立の話し合いの場を作って欲しいと言った意見があるとお話を聞いて、是非そのことを9条の会のインターネットに載せて、是非これからの若い人達に9条の大切さをより大きく知って欲しい。広めて欲しいと思います。

(匿名希望)

2009年10月9日
「憲法学習会 第2ラウンドの1」の感想より

(1)憲法学習会「鳩山連立政権と憲法上の立脚点」の感想
 勉強になりました。これからも参加したいと思っています。

(2)今回の総選挙の結果について、どう考えますか
 50年の長きにわたって国民を騙し続け、自分たちの金儲けに集中し、大局的な見地から国や国民の将来を考えた政治をやってこなかったツケがまわ ってきた結果ではないかと思います。
 かといって、民主党の政治には全然安心できない。無駄をはぶくのはいいが、この不況時に景気を浮上させる政策が全然感じられない。

(3)民主党中心の連立政権の今後の政策実現について
 民主党は鳩山にしても菅にしても理科系出身で、経済全体を見る目が全然感じられない。民主党の主力メンバーは元自民党出身であり、社会党出身の社民党党首福島さんがこれから先うまくやっていけないと思っている。

(4)憲法九条に関係する個別の問題について、民主党の主張をどう考えますか
 憲法九条は宝物。絶対死守

北区豊島在住 橋本さん

(1)憲法学習会「鳩山連立政権と憲法上の立脚点」の感想
 テーマに強い関心があった。その内容は、長年にわたる政治の到達点を踏まえたうえで、当面している情勢の特徴を憲法の立場から分析・評価したものであった。出席者にとって、明日からの活動にすぐ役立ち、またそれが草の根の力をいっそう強めることにつながるであろうと感じた。

(2)今回の総選挙の結果について、どう考えますか
 多くの発言に共通していたものは、自公政治をこれ以上許せないとする国民の勇気と怒りが、結果として「民主大勝」に。今後は、国民的な要求の実現を新政権に強く求めると同時に、この政権を厳しく監視することの必要性・重要性が強調されたと思う。

(3)民主党中心の連立政権の今後の政策実現について
 スピード感あふれた担当大臣の動きなど、新鮮さと期待感を国民に抱かせている。これも政権交代の効果か。だがしかし、「アメリカと大企業・財界中心」の政治悪からの決別がない限り、国民のための政治は期待できない、との思いは出席者の一致した感想だろう。

(4)憲法九条に関係する個別の問題について、民主党の主張をどう考えますか
 直近の問題として、「インド洋上の給油活動」と「普天間の米軍基地移設」が話題となった。これにつき、政権内部から「続行」「県内たらい回し」と解せる発言が続いた。まさに根深い「改憲体質」の本性が出たものと言える。米との関係を「対等」と主張するのであるならば、「いずれも9条違反」を明言・通告すべきだ。

北区滝野川在住 梅原さん

第20回 講演と名画鑑賞のサロン「第五福竜丸」について

感想と意見

 「核」の恐ろしさを改めて知りました。革新的な思想を持つ人は周囲にたくさんいますが、一人ひとりの考え方がただ表面的なものであって、何となく引っ張られてついてゆくだけでは薄っぺらな思想でしかないと思います。口先だけの平和ではなく、こうした学習する機会をもっと多く持つようにしなければならないと痛感しました。
 このような目に訴えていくものの重要さを感じました。誰が見ても核の恐ろしさが分かる映画。活字で理解させることに満足していないで、映像の力のすごいことが分かりました。多くの人にぜひ見てもらいたいです。ありがとうございました。

 原爆は人間の生存と敵対する悪魔の兵器です。核兵器の製造・実験は勿論のこと、所有すること自体も人類に対する犯罪です。そのために唯一の被爆国である日本の果たすべき役割は重責であり、私自身もその運動を続けることを、今日の映画を観て、再出発にしてこれからの人生を生きたい。核戦争阻止、核兵器廃絶、被爆者援護の活動を続けていきます。すべての国民に見せたい映画でした。

北法律・2005年新春セミナーより

16年間の青春を奪われて

小山 一郎(日中友好協会北支部会長)

 戦後60年、改憲勢力の策動によって日本は平和の道か、戦争の道かの歴史的転換点に立たされています。戦争、それはつい昨日のことのように蘇ってきます。日本は、中国・東南アジア諸国に侵略し、2000万人に及ぶ人命を奪い、また日本国民も320万人もの犠牲者を出しました。人々は家を失い、食物に飢え路頭にさまよった。戦争がもたらす悲惨さは言葉に言いよう々の血と涙を奪いました。私は国策を信じ、軍人として五年間中国大陸で戦い、多くの家を焼き、物資を略奪し人々を殺傷しました。結果、戦後シベリア抑留五年、中国に戦犯として6年間拘留されました。20歳で出征し36歳でやっと帰国。16年間の私の青春時代は全て戦争に奪われました。戦争は庶民にとって何の利益もありません。有るのは犠牲のみです。再び過ちは繰り返してはなりません。憲法九条を断固として守り、子や孫に真に平和な日本と国際的平和環境を残すことが今日の親達の責任であると思います。

二度とあってはならないこと

伊東 章吉(伊東メリヤス工業(株)代表)

 私は、現在墨田区震災記念堂の東側の石原町に住んでいます。昭和20年3月10日の東京大空襲による地獄の体験者として、その日だけで死者は10万人以上、罹災者も百万人以上という甚大な被害は二度とあってはな思い、私が体験した本所・二葉国民学校のプールにおける地獄の惨状の場面とともに、北法律新春セミナーでお話しさせていただきました。

 米軍の空襲による大きな被害は、昭和20年4月初旬は東京の豊島、王子、小石川、牛込、四谷方面、4月中旬は京浜地区、大森、蒲田、川崎、横浜方面、そして5月24日は東京の西部方面、多摩、世田谷等と、米軍の空襲は東京で相次ぎ、その後全国に広げられました。なかんずく、その直前3月10日だけで、B29が334機飛来し、本所一帯を襲った2時間の空襲で、私が見た地獄の場面は生涯忘れる事はできません。

 憲法改正とは、またまた日本が戦争が出来るようにしたいという事です。戦後60年、非武装中立の信頼を保ってきた我国が外交と経済で解決していくべき問題を武力によって再び解決しようとする事は許されません。

 私は、大空襲で焼け出される前の昭和20年3月下旬から4月初めにかけて、母の出身地新潟県妙高山の麓に疎開しましたが、そこで尾崎行雄先生との出合いがありました。当時先生は86歳位で、私は13歳でした。私は小学校6年生で出会った尾崎翁のおと多く耳にしておけば良かったと心残りでもあります。
 憲政の父が詠んだ辞世の句は、分かりやすい次の句でした。

 「日は昇るんでなく 又元に戻るんだ」

 日本が世界の平和にさらに役立つよう、少しでも努力したいと思います。

胎内で二度の戦火

岩井 久江(北区王子)

 わたしの戦争の「きずあと」とは、『母親が泣いてくらすもの』とのおもいが強くやきついています。下町一帯をおそった「東京大空襲」で深川の家は焼かれ、自宅にいた二人の姉が死に(殺され)ました。

 父の弟をたより、仙台で落ちつく間もなく、7月10日にまた空襲にあい、今度も着の身着のまま、その奥の田舎に疎開。そこで8月23日、私は生まれました。母は死んだ娘のことを想い出しては泣き、死骸を確認してないので、「帰ってくるのではないか」とあきらめ切れずにいました。そんな時、夢枕に立った姉が、お墓の方で(こっちにいるから、もうさがさないで)と手をふっていたので、母もあきらめようと思ったようですが、それでも同じ年頃の娘をみると、「あの子にも買って上げなきゃ」「嫁にやらなきゃ…孫がいても…等々」と泣いてばかりいました。私は子共ながらに「戦争とは母親が泣いてくらすもの」と思いました。

 母親の胎内で二度も戦火をくぐりぬけ、もし原爆だったら今の私は存在しない。生ある者として、戦争は絶対反対!!

 演劇「真珠の首飾り」を観て、日本国憲法の作成過程を知り身近になりました。主役(ベアテ・シロタ)は、平和とは、女性、子供が幸せにならなければと思い、第24条「家族生活における個人の尊厳・両性の平等」をつくろうと考えたのです。彼女は、子供の頃10年間東京に住んでいた時に、日本の女性は夫の後に従っていき親の決めた相手と結婚しなければならない、子供が生まれないからと離婚され、貧しい農民の娘は身売りされる等疑問を感じ焼け跡の東京をジープで駆けめぐり、世界の憲法の参考文献を集め回ったのです。

 戦争放棄第9条は大空襲、原爆で一瞬のうちに大勢の人が亡くなり悲惨な体験と反省にたって、二度と戦争はしない、させない為に九条の会に入りました。

北法律・九条の会 第1回学習会より

学習・討論集会に参加して

西尾久 岡田 寿美

 昨夕の「憲法改正国民投票法案」についての講演は大変勉強になりました。とても大事な問題でしかも早急に広め、知らせていかなくてはいけないことが、良く分かりました。ありがとうございました。

さ すがに、法律事務所・九条の会ですね。この会に入れていただいて、本当に良かったと思いました。昨日勉強したことをまわりの人に話していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

青森で、九死に一生を得て

八王子市 高本 慶子

 私の戦争体験は、国民学校4年生のときでした。

 昭和20年7月に入って、青森も敵機来襲が頻繁になり、警戒警報発令で、急ぎ学校から帰宅途中、機銃掃射の標的になり、泣きながら近くの防空壕に飛び込んだあのときの恐怖は大人になっても忘れることのできない悪夢のような傷跡になっています。

 また、九死に一生を得た7月28日の大空襲では大半を焼失し多くの人たちが亡くなりました。

 青森市の中心地のロータリーには平和観音像が建っています。

 大人になってからの調査では、その日の青森は雨上がりの月夜で22時30分頃からB29約60機による猛爆がはじまったという。

 火災発生後は、3~40メートルの突風に変わり、焔はさらに旋風を生んでまたたく間に全市を猛火で包んでしまったという当時の状況を地元紙の号外の記事で知ることができました。

 逃げる途中で母、兄、妹たちとはぐれてしまった私と二つ下の弟は、海水浴場のある公園を通り抜け市街地にある祖父のところへ逃げようと公園の入口に辿り着きましたが、数名の兵士が長いサーベルを交差させて戻れといって入れてもらえませんでした。戻らねばならない人の群と、公園を目指す避難民にもまれ、燃える道路、せまる焔の熱さ、バラバラと落ちてくる焼夷弾の恐ろしさで、もうだめだとあきらめかけたとき、“右だ!左だ!走れ!伏せろ!”の声が聞こえました。私は弟の手を握り、声に従ってやっと火焔地獄から脱出できました。

 母や兄、妹たちも黄燐で火傷をしたものの無事でした。

 私が聞いた号令の話は家族にも信じてもらえませんでした。あの不思議な声の主は誰だったのかしらとずっと考えました。後に、“それはきっとご先祖様じゃないの”と言う方に出会って、私ははじめて守っていただいた命だと感謝の気持ちでいっぱいになったのを覚えています。

 軍事力が「人間の安全保障」に役立たないものであることを経験した一人として「憲法九条」を守ることが亡くなられた多くの方たちへの責任だと思っております。

北法律・九条の会通信 創刊号より

北法律・九条の会通信 創刊号より

憲法改正問題特集号はとてもわかりやすく勉強になりました。「八王子九条の会」に入っていますが、入会はだめでしょうか。「法の番人」は政府に対し、憲法の完全な実施をなぜ命じないのでしょうか?

高本 慶子 (八王子市台町)

身近な所に九条の会はいつできるのかと心待ちにしていました。9条を守る広範な人々の集う場になって欲しいです。

河原 みゆき(北区堀船)

いつも「日の丸・君が代」問題でお世話になっている北法律事務所が、憲法九条改悪に取り組むということですね。是非ご一緒させて下さい。

白桃 敏司、絹子(北区堀船)

戦前の軍国主義が見えみえ、憲法第9条を守りましょう。

嘉納 洋子(北区豊島)

憲法と共に生きてきた平和・母親運動の根底を最後まで守りたいと思います。

丸岡 明子(北区神谷)

私は、4才9ヶ月くらいに東京大空襲に遭いました。まだ4才なのに寒い夜裸足で逃げ、逃げる時B29から焼夷弾が落とされるのを未だにはっきりと覚えており戦争は絶対許せません。

斉藤 リウ子(北区浮間)

11月4日から毎朝礼で現憲法を読みました。今は明治憲法を読んでいます。改憲のネライを知り、今の社会と憲法の関係を考えることから闘いが始まります。

新協建設工業(株)代表取締役 富塚 孝(台東区台東)

違憲状態の自衛隊の存在を正当化するために憲法改正が叫ばれておりますがこの憲法によって国民が立ち直り、生活が守られてきたことを忘れてはならないと思います。

田中 文雄(練馬区大泉学園)

とてもすばらしい鳥生先生、青木先生の活動の会と思い感銘を受けました。入会させていただきます。

増本 敏治(川崎市中原区小杉陣屋町)