北法律・九条の会

2013年2月15日:新春セミナーと懇親会

 2013年2月15日に、新春セミナーと懇親会(鳥生忠佑弁護士の80歳を祝う会)が、100名を超える参加者で盛大に開催されました。
 当日のプログラム・ごあいさつ、そして参加者の感想を一部ですが、ご紹介します。

当日のプログラムより

御来場に、厚く御礼を申し上げます。

 東京北法律事務所は、所長の鳥生忠佑弁護士が80歳を迎えて、今年は東京弁護士会から正月の新年式で「表彰」を受け、また当法律事務所出身の小野寺利孝弁護士が同じ日に東京弁護士会から本年度最もすぐれた活動を行った弁護士として「人権賞」を授与されました。またそのうえ、北法律出身の斎藤義房弁護士が今年度東京弁護士会会長となっていて、先の二人に表彰状を授与するという、三重の喜びが重なっためでたい新年の幕開けとなりました。これもひとえに、皆様方の長年にわたるご支援の賜と考えています。

 鳥生弁護士は、1960年北区王子の生地に鳥生法律事務所を開設し、ついで1968年東京北法律事務所に改組して、以来53年にわたり北区王子の地域に根をおろし、皆様とともに多くの問題の解決に努力し、また市民の権利意識の向上と民主主義の発展に努めてきました。北法律が地域に根づくとは、弁護士と弁護士事務所とが発生する社会的問題について市民とともに活動し、運動をともにすることです。その内容は、作家今崎暁巳さん執筆の「北の砦―鳥生弁護士と北法律―」に特筆されています。ともに活動し、ご支援いただいた皆様方に、80歳の期に改めて感謝申し上げます。

 本日の北法律新春セミナーでは、上記「北の砦」でご紹介した小野寺利孝弁護士に、福島原発事故の教訓についてご講演いただきます。皆様と力をあわせて「原発ゼロ」を達成し、現下の政治を変える運動をさらに発展させていきたいと考えております。

 若手弁護士がこれまでに4人入所し、弁護士の数も揃いました。北法律の力量を盛り上げることに役立つものと信じます。

 今後とも、いっそうのご指導・ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

2013年2月15日

東京北法律事務所
弁護士 鳥 生 忠 佑
弁護士 坂 田 洋 介
弁護士 金 井 知 明
弁護士 長谷川 弥 生
弁護士 和 田 卓 也

プログラム

◎第一部 新春セミナー/午後5時30分~7時10分

1 司会者あいさつ/弁護士 坂田 洋介
2 講演「福島原発事故の教訓-原発被害の実相と加害の構造-」
   福島原発被害弁護団協同代表 弁護士 小野寺 利孝さん
3 質疑応答
4 お礼とまとめのことば/弁護士 鳥生 忠佑
5 閉会のあいさつ/弁護士 坂田 洋介

◎第二部 懇親会(鳥生 忠佑弁護士の80歳を祝う会)/午後7時30分~9時30分

1 歌「沖縄などの歌」と詩の朗読
   カーミーズのご一家:歌とギター・亀谷 啓子さん、三線・亀谷 長一郎さん、
             ギター・亀谷 長希さん、歌・MAKIさん
   朗読・合唱:「劇団文化座」女優の青山 真利子さん、長束 直子さん
2 司会者あいさつ/弁護士 金井 知明
3 お祝いのことば
  (1)「劇団文化座」代表 佐々木 愛さん
  (2)「十条冨士講」代表講元の榎本 孝さん、講元の高木 逸男さん、同 榎本 福一さん
  (3)「北区革新懇」代表世話人 中祖 昭規さん
4 乾杯のあいさつ/株式会社第一経理 代表取締役 千葉 秀蔵さん
―― 食事・歓談 ――
5 政党あいさつ
6 東京北法律事務所出身弁護士の皆さんへのインタビュー/進行 弁護士 清水 洋さん
7 花束贈呈
8 お礼のことば/弁護士 鳥生 忠佑
9 新人弁護士 和田 卓也の紹介
10 閉会のあいさつ/弁護士 坂田 洋介

参加者の皆さんの感想より

鳥生先生、80歳おめでとうございます。
いつも、時勢にあった大変良い内容での学習会(セミナー)を企画していただき、心強く、有り難く思っています。
最近、自宅で過ごす時間が多くなったせいか、大型ヘリコプターの騒音が気になって仕方がありません。
自衛隊の十条基地が近いので、「オスプレイ等の軍事演習ではないか?」等と心配してしまいます。

大木恵美子さん

福島原発事故の教訓、小野寺先生のお話は本当に良くわかりました。私も1月20日に浜通りに行きました。何もなくなってまだガレキの山でした。本当に福島の人達は大変な生活ですね。

馬場さん

「犠牲のシステム」という言葉を初めて知りました。内容については、以前から理解しておりましたが、この言葉を一般化することによって、バラバラにされている日本人が団結するよう、今後も使っていきたいです。

吉田さん

私達がこの国の主権者としての自覚を持ち、基本的人権と民主主義の確立を目指す大きな潮流を考える問題提起と受け止めることができました。

匿名希望

本当に大変勉強になりました。そして、やっていく方向が見えてきたような気がします。福島県会津の出身であるので、「ならぬことはならぬ」ということで、がんばっていきます。

福地春喜さん

鳥生先生の長い弁護士としての経験と活動は、若手弁護士がしっかりと学び引き継いでいくものと確信します。
今後、鳥生先生が自分のお身体を労りながら、1年でも2年でも長く健康でご活躍されることを願っております。

片桐公男さん