北法律・九条の会

2016年11月25日:映画の上映・監督の講演と意見交換

映画「不思議なクニの憲法」の上映
松井 久子さん(「不思議なクニの憲法」の監督)の講演

 目についた映画のタイトル「不思議なクニの憲法」とは、どういう意味であるのか、分かりませんでしたが、紹介文をみると、⑴ 憲法には、「私はどう生きるべきか」が書いてある、⑵「声をあげる私たち」として、それをいま、生き方として私たちが大切にすべきであると語られているように感じます。

 そして、作品の中味を見ると、憲法が公布された以後の歴史のなかで、とくに、自由党と民主党の合併後の歴史のなかで、憲法の存続が幾多の困難に見舞われてきたが、その都度主権者である国民の大きな声と運動によって、憲法は困難を乗り越えてきたこと、そして、今日、安倍政権が国会で多数を占めながら、色々の手段を使って憲法を改悪しようとしても、これを次々と阻むかのように、主権者の声と運動が大きくなっていることに、「日本の憲法には不思議な力が備わっている」ことを表現したかったのではないかと思われます。また、国民の多くが憲法9条を支持し、その改悪に反対しているのにもかかわらず、選挙となると、憲法9条を改悪しようとする安倍政権が圧勝することの不思議を表現されているのかもしれません。

 この映画は、憲法論議が政治によって進められるのではなく、主権者である私たち国民の間に広がることを願ってつくられたものです。歴史的事実を重んじながら、「人びとの声」に耳を傾けます。ぜひ、たくさんの方にこのドキュメンタリー作品の映画をみていただきたいと思います。

日時:2016年11月25日(金曜日)午後6時から

場所:北法ビル3階 会議室
  (JR京浜東北線王子駅「北口」・地下鉄南北線王子駅/徒歩5分、北区役所向かい)

《映画上映料》お1人につき500円のご負担をお願いします

⑴ 午後6時~主催者のあいさつに続いて:松井久子監督のお話し

⑵ 午後6時20分~8時30分:映画「不思議なクニの憲法」の上映

⑶ 午後8時30分~9時:参加者による意見交換

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